『きょうの海未(うみ)は、あしたの地球』 ~人にも地球にも優しい新たな未来を切り開く~ 2025.05.13
令和6年某日
~最初に~
今回ご縁あって、セトラスホールディングスグループ様のオリジナルユニフォームのお手伝いをさせていただき、実際に現場で着用されているスタッフの方々とのインタビューが実現いたしました。
今回は、前回からの続編としまして、セトラスホールディングス株式会社様の事業会社である「協和化学工業株式会社」様を訪問し、新しいユニフォームを通じて、仕事に対する情熱や、モノづくりに対する思いなど、未来に向けての展望を聞くことができました。
SETOLAS Holdings コーポレートサイト
『 瀬戸内海 × アトラス = セトラス 』
セトラスホールディングスとは?
瀬戸内海の海水からマグネシウム(Mg)を精製し、様々な分野に製品を開発・製造・販売してきた協和化学工業株式会社が2022年10月1日に組織再編を行い、持株会社としてセトラスホールディングス株式会社(SETOLAS Holdings, Inc.)が誕生しました。
瀬戸内海の恵み(マグネシウム)とともに今後世界に様々な技術やビジネス等を発信できる企業にさらなる飛躍を遂げていきたいという強い想いを込めて、瀬戸内海の“SETO”と地球を支えるギリシャ神話の神であるATLASの“LAS”をあわせてSETOLASと命名されました。
急速に進む時代の変革に対応した事業戦略を展開し、更なる成長を目指すべく、既存事業のみならず、新たな事業領域を切り拓き、「豊かな地球」「環境にやさしい地球」を視野に入れ、国内だけでなく海外の仲間たちとともに「Global One Team」を合言葉に、より良い未来に向けて挑戦していく会社です。
《協和化学工業 株式会社 製造本部 編》
Kyowa Chemical Industry コーポレートサイト
協和化学工業株式会社とは?
設立以来70有余年に亘り瀬戸内海の海水を活用して地球に優しい製品を作り続けてきており、天然資源を原料にした製品は、樹脂添加物における有害物質の削減、火災時の有毒ガス発生防止など、様々な社会課題に対応してきたグローバルニッチトップの事業を展開してきました。ケーブルやスマートフォンなどの各種樹脂製品をはじめ、包装資材などのフィルム、多種多様な製品に様々な形でも使用されており、樹脂添加物の合成ハイドロタルサイトにおいては同社をはじめセトラスホールディングスグループの海外拠点においても生産しており、世界的シェアを有しています。今後も、環境負荷を極限まで減らし、社会、そして地球全体に貢献できる製品開発、供給体制の構築を担っていく企業です。
ちなみに、このシックナー(沈降濃縮装置)の鮮やかなブルーがグループのコーポレートカラーであるセトラスブルーのルーツであり、ユニフォームにも採用しました。
■製造本部
製造部 製造2課 青野さん(2024年9月入社)
製造部 製造3課 中村さん(2010年入社)
製造部 製造1課 佐藤さん(2024年9月入社)
Q1 まずは仕事内容についてお聞かせください。
海水中のマグネシウム成分を主な原料とし、非ハロゲン系の樹脂安定剤や難燃剤などの工業用製品、制酸剤などの医薬用原薬を製造販売しています。
●製造部 製造1課 佐藤さん(以下、佐藤さん)
三交替制の職場で製造オペレーター業務に携わっており、主には瀬戸内海の海水を原料に、マグネシウムを抽出する作業で、ハイドロタルサイトや水酸化マグネシウムなどは医薬品や工業用の様々な用途に利用されています。
●製造部 製造3課 中村さん(以下、中村さん)
主には、自動包装機を運転する業務を担当しており、前工程である反応・乾燥工程から来た製品を包装し、製品の最後の仕上げ工程となります。
経験によって粉の特性を見極める力が養われ、様々な製品を取り扱う上での品質管理の判断力が身に付きます。大手メーカーの定期的な監査にも対応し、国の基準以上を求められることもあります。レベルが上がる一方なので常にアップデートを求められており、やりがいのある職場です。
Q2 仕事をするうえで一番意識されていることは何ですか。
●製造部 製造2課 青野さん(以下、青野さん)
製造オペレーターの仕事は、危険が伴う事もありますので、常に安全第一を意識しています。
合わせて、ひとつひとつの業務を丁寧にやりながら、よりスムーズで効率的に様々な分析をすることを心がけています。
中村さん
安全衛生委員という立場でもあり、プライベートでも安全に対する意識が常にあるくらい、安全面の意識は変わってきています。会社の方針も時代とともに変化しています。入社当時は帽子で作業をおこなっておりましたが、今はヘルメット着用が義務付けられています。
包装の作業は、自動包装であっても常に品質管理の意識は欠かせません。これまでの経験を活かし、良いもの悪いものの見極めを的確に判断するために、集中力を切らさないようにしています。
自分達が包装した製品がそのままお客様に届くことを考えると、常に身が引き締まる思いです。
Q3 仕事に対する拘り(想い)をお聞かせください。
青野さん
三交代勤務ということもあって、仕事を第一優先に考えることが基本になっています。自分自身の体調管理をコントロールすることで、常に十分なパフォーマンスを発揮できるように意識しています。
また、元々実家が他県で移住してきたこともありますので、職場の方々とのチームワークを高めるために、コミュニケーションを大切にしています。
中村さん
もの作りの楽しさや大変さを理解した上で、自分の上司や先輩方への感謝の気持ちを忘れずに、自分が今まで培ってきた技術を仕事で活かしていきたいです。また仕事とは別の動きとして、労働組合の支部長を務めさせていただいておりますので、より良い職場環境作りの為にも尽力したいと思っています。
Q4 今までで一番大変だったことは何ですか。
佐藤さん
異業種からの転職で社歴も浅く、未経験の業種ですから覚えることも多く、大変ではありますが、職場の人間関係や雰囲気がとても良いので、楽しく学んでいます。
中村さん
入社当時、社会人として右も左も分からない状態のときが一番大変でした。自分だけでは何もできず、周りの皆さんに支えられてばかりの毎日で、あの時色々と指導してもらえたことで今の自分があるのだと思います。
Q5 新しいユニフォームの感想をお聞かせください。
中村さん
すごくストレッチが効いていて以前の作業服よりも動きやすいです。個人的には青色は好みの色ではないのですが、ユニフォームで使われているセトラスブルーは、そんな自分でも見入ってしますようなキレイな色で気に入っています。
佐藤さん
高い伸縮性と速乾性が良くて動きやすく作業がしやすいです。また機能性だけでなく、デザインやフォルムもとてもかっこよく、通勤でも着ているくらい大変気に入っています。
青野さん
このブルーの色が好きで生地の触り心地も大変滑らかで着心地がとてもよく、以前勤めていた工場のユニフォームと比較しても、とてもレベルの高いユニフォームだと感じています。
作業中に付いた汚れを、エアーを使うと汚れが落ちやすく、いつもきれいな状態でユニフォームを着ることができるので、仕事に対するモチベーションにも繋がります。
自分達が気に入ったユニフォームに袖を通すと、仕事モードのスイッチが入り、仕事に対する意識を変えてくれるものになるということに驚いています。
Q6 今後の展望(目標)についてお聞かせください。
佐藤さん
いち早く戦力となれるように努力することと共に、中途入社ではありますが、常に上を目指して精一杯努めて参りたいと思います。
中村さん
仕事で引き続きお世話になった方々に120%の力で恩を返していくと共に、笑顔で働きやすい職場環境作りを目指して、皆さんの模範となるように行動していきたいと思います。
青野さん
社員全員で同じ方向をみんなが向いている、そんな会社の一員になれるよう、ワンチーム精神で会社に貢献できたらと思っています。
次回に続く...