『瀬戸内海から世界へ』 ~明日の地球に必要とされる企業を目指す~ 2025.02.19

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令和6年某日

 

~最初に~

今回ご縁あって、セトラスホールディングスグループ様のオリジナルユニフォームのお手伝いをさせていただき、実際に現場で着用されているスタッフの方々とのインタビューが実現いたしました。

 

新しいユニフォームを通じて、仕事に対する情熱や、モノづくりに対する思いなど、未来に向けての展望を聞くことができました。

今回は様々な現場でのインタビューの内容をシリーズ展開にて掲載していきたいと思います。

 

SETOLAS Holdings コーポレートサイト https://setolas.com/

 

『 瀬戸内海 × アトラス = セトラス 』

 

セトラスホールディングスとは?

瀬戸内海の海水からマグネシウム(Mg)を精製し、様々な分野に製品を開発・製造・販売してきた協和化学工業株式会社が2022年10月1日に組織再編を行い、持株会社としてセトラスホールディングス株式会社(SETOLAS Holdings, Inc.)が誕生しました。

瀬戸内海の恵み(マグネシウム)とともに今後世界に様々な技術やビジネス等を発信できる企業にさらなる飛躍を遂げていきたいという強い想いを込めて、瀬戸内海の“SETO”と地球を支えるギリシャ神話の神であるATLASの“LAS”をあわせてSETOLASと命名されました。

急速に進む時代の変革に対応した事業戦略を展開し、更なる成長を目指すべく、既存事業のみならず、新たな事業領域を切り拓き、「豊かな地球」「環境にやさしい地球」を視野に入れ、国内だけでなく海外の仲間たちとともに「Global One Team」を合言葉に、より良い未来に向けて挑戦していく会社です。

 

 

 

 

《セトラスホールディングス株式会社 R&D本部 編》

■研究開発部

新技術開発課 主任 阿部さん

新技術開発課    白井さん

■イノベーション推進部

研究支援課 専任課長 理学博士 松川さん

 

Q1 まずは仕事内容についてお聞かせください。

工業、農業、医薬用材料の開発拠点として、樹脂添加剤開発、吸着材開発、医薬用材料開発を行っています。

●研究開発部 新技術開発課 

すでに製品として取り扱っている、酸化マグネシウム・ハイドロタルサイト・水酸化マグネシウムの改良や新規用途としての新しい市場開拓、また、新しい材料の開発などを行っています。

●イノベーション推進部 研究支援課 

研究開発部で取得したデータのより具体的な解析を進めたり、研究テーマの進捗管理などを行ったりしています。

また、京都大学などの外部機関との共同開発も積極的に行っています。

 

 

Q2 仕事をするうえで一番意識されていることは何ですか。

お客様目線での研究開発や、進捗管理を一番意識しています。

自分達が開発したものが実際に評価されるには、どれだけ世の中に貢献できるかが一番重要だと考えます。新しいものを開発するだけではその先に繋がることが難しいですし、そのためにはMD※要素も取り入れなければなりません。

新技術開発に向けては週に一度のミーティングや、展示会での情報収集、顧客との面談など様々なところからヒントを得るようにアンテナを張り、常に顧客志向で研究開発に取り組めるよう心がけています。

※MD(マーチャンダイジング)・・・企業が消費者のニーズに合った商品を、適切な価格、タイミング、量で提供するための活動全般を指す。

 

 

Q3 仕事に対する拘り(想い)をお聞かせください。

私たち3人とも大学での専攻はそれぞれ違います。

(阿部さん:化学系、白井さん:生物系、松川さん:物理系)

実際に働きだしてからの知識や情報のほうが、今までの情報とは違い、新たな発見があって新鮮です。

常に自分をアップデートできる場所がそこにあるので、やりがいのある職場ですし、

研究開発の観点からすると、色んな人がいて化学反応が起きているというのを実感しています。

そういった環境の中で、自分たちが作るものが世の中で使われると嬉しいですし、それがモチベーションにも繋がり更なる開発意欲に発展していきます。

 

 

Q4 今までで一番大変だったことは何ですか。

時間管理が大事だということです。製品の開発については、クライアントのスケジュールに合わせて進めていくので、期日があるものもあり、マイペースにはできないです。また、常にコストや環境負荷などについても意識する必要があり、開発の流れをイメージしながら、様々なパターンを想定してスケジュールの管理をすることが大変に感じます。

他にも、研究開発するためには、新たな知識をつけることも重要です。新しい技術の開発や新しい分野への挑戦という中で、今まで自分が経験したことのない分野の知識をつけることの大変さを、身をもって今、体験しています。

この仕事は、壁にぶつかることが多いのですが、諦めずにやるからこそ、新しい発見があり、そこに喜びを感じることができると思っています。

 

 

Q5 新しいユニフォームの感想をお聞かせください。

社員食堂などでは、他現場の方と一緒になったりしますが、みんな同じユニフォームを着用している姿には会社の統一感を感じます。

今までのユニフォームと比べると、生地が伸びるので動きやすくて、デスクワークや実験作業上のストレスは全くないです。サイズ感もちょうどよいので、着せられている感じもなく自分の感覚で着ることができています。

デザインもシンプルですっきりして気に入っています。

こだわりのセトラスブルーを用いた色の組み合わせもバランスがとれていて、清潔感のある印象です。

 

 

 

Q6 今後の展望(目標)についてお聞かせください。

社会へ貢献できる技術や製品の開発を積極的にしていきたいです。

研究開発部では、中空シリカ※という材料の開発を進めており、今後の大きな動きの一つとしていきたいです。弊社が持つコア技術を拡大・用途転換し、もっと幅広い方々に利用していただきたいと思っております。

それが社会の貢献にも繋がり、科学技術の成果と共に、経済の発展に少しでも役立つことで新たな研究開発や技術開発、ひいては製品化に向けての「新しい道」が開けてくるのだと思います。 製品の研究開発を通じて、人もモノも常にアップデートをし続ける場所でありたいと思います。

※中空シリカ・・・ナノメートルサイズの球状のシリカ粒子で、内部に空気を含む中空形態の材料。

 

 

次回《 協和化学工業株式会社 製造本部編 》に続く。。。