『瀬戸内より愛を込めて。造船業で培ってきた鉄を武器に、新しいフィールドで躍動する会社のあくなき挑戦』ユニホーム導入事例インタビュー ㈱ライズエンジニアリング様 2021.07.01

『瀬戸内より愛を込めて。造船業で培ってきた鉄を武器に、新しいフィールドで躍動する会社のあくなき挑戦』ユニホーム導入事例インタビュー ㈱ライズエンジニアリング様の投稿画像01

令和3年5月某日、

 今回ご縁あって、弊社dimo商品をユニホームとしてご採用いただきました㈱ライズエンジニアリングの森山社長とのインタビューが実現いたしました。

アウトドア大好きでプライベートでもキャンプをする私としては、色々と聞きたいこと満載なのですが、募る気持ちを抑えつつ、アウトドアブランドを立ち上げた経緯や想い、現在の動きやこれからの展望などをお聞きできればと思っております。

《ロゴマーク》

ブランド名:THE IRON FIELD GEAR

カタカナ表記:ジ アイアン フィールド ギア

 

オフィシャルHP・オンラインショップ

https://tifg.jp/

■SNSアカウント

Instagram : https://www.instagram.com/theironfieldgearplus/

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note  : https://note.com/theironfieldgear/

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YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCMrdc2jZWpxqfVPUh7YwjsA?app=desktop

 

Q まずは簡単に御社について教えていただけますか?

 

元々、株式会社興栄企画という会社を13年くらい前に起業し、船舶造修業として、大手造船所の一次受けで船作りをしてしました。

その後、陸上に上がってからは、鉄を切断・溶接するという技術を活かすべく、鉄工所を三ヶ所作りまして、プラント関係の仕事や鉄骨を使用した倉庫や工場・ビルなどの建設業で設計製作をする仕事をやってきました。

これらの色々な経験の中で、鉄の魅力をもっと違う分野でも伝えていきたいと考えはじめ、THE IRON FIELD GEAR(ジ アイアン フィールド ギア)というアウトドアブランドを立ち上げることになりました。

 

 

私自身がアウトドア好きで海や山にキャンプに行くのですが、その時に焚き火をすることが多く、他になくて安全で簡単に使いやすい道具が出来ないかなという発想からモノ作りを進めていきました。

最初に開発したのは、自宅にある薪ストーブからインスパイアされ、薪ストーブのようにしっかりしたものを手軽にアウトドアで使うことが出来ないかなという発想から、「TAKI BE CAN」(タキ ビー キャン)というギアを作りました。

 

TAKI BE CAN(タキビーキャン)

「持ち運べる焚き火」という全く新しい焚き火ギア。薪ストーブには無い大きな耐火ガラスを装備したドアからは美しくたゆたう炎をお楽しみいただけます。アウトドアシーンに『革新』を提案する、THE IRON FIELD GEARのフラッグシップギアです。

 

Q いきなりアウトドアブランドを始めるって、すごい挑戦ですね!そこには不安とかはなかったのですか?

 

最初は不安のかたまりでした。

今まではB to B の商売しか経験がありませんでしたので、アウトドア製品を作って一般消費者の方に販売するというB to Cの仕事は全く想像がつきませんでした。見切り発車になりながらも、とりあえずやってみようというような勢いでスタートしたのが最初です。

スタッフ4名体制で、基本的に自社ですべて完結できるようにするために、スピード感やチームワークを意識してやっています。開発含め受注から発送作業まですべて自分たちでやっていますので最初は本当に大変でしたね。開発についても、形にするまでに時間がかかることもありますが、企画の打ち合わせを頻繁にすることで、クイックな動きが取れるようにしています。

 

Q 開発から販売に至るまでの経緯は簡単ではないかと思いますが、その中での商品に対するこだわりをお聞かせください。

 

基本的には自身のアウトドアでの経験をもとに、自分が欲しいとか使いたい、使って便利だとかかっこいいとか、そう思えるものを第一に考えて開発しています。

そして試作を作っては実際に現場に持って行き、実証しながら何度も試作を繰り返し、商品化していく流れです。

それともうひとつは、世の中にないものを作っていきたいという想いです。

元々あるものをコピーして作るのではなくて、実際に自身の経験から、こんなものがあったら良いとか、こういう機能があったら良いなという部分を常に意識しています。

 

TAKI BE ITA(タキビイタ) 

世の中に数多くあるコンパクトで軽量の焚き火台は、軽さと引き換えに熱変形がおこりやすく、長期の使用には耐えられず反ってしまったり、また長く使用できてもとても高価だったり・・。

「できるだけ安価で、コンパクトに持ち運びできるもの、そして使う際はシンプルな組み立ての物」を考えて作りました。

 

 

Q 焚き火ギアが主力の商品構成の中で、今後開発していきたい商品ラインナップなどお聞かせください。

 

焚き火に特化した商品がメインですので、薪を簡単に割れる道具を開発したり、ウッドストーブのような手軽に焚き火が出来る商品を開発したりであったり、焚き火の熱源を使って発電が出来ないかだとか、その熱を利用してお湯を安定的に供給できる仕組みが出来ないかだとか、そういった開発を進めていっています。

 

 

Q まさにオンリーワンな開発スタンスですね!コロナ禍の影響もあってか、以前に比べてアウトドア人口は確実に増えていっているように思いますが、そんな中、考えられていることなどあればお聞かせください。

 

アウトドアがブームになっていることは良いことだと思います。お陰様で自社の製品もそういった中で評価をいただいておりますし、この業界が引き続き盛り上がっていければと思っております。

アウトドア人口が増えることで、その分オートキャンプ場などの利便性のある場所に、人が集中し過ぎないように、何もない場所でも楽しくキャンプができるようなギアも今後は開発していきたいです。プライベートキャンプ場のような自社製品をもっと活用できる場所を自ら提供できれば、もっと面白くなると思っています。

 

TAKI BE GLOVE(タキビグローブ)

ナイフや斧で薪を割ったり、高温状態の焚き火台に炭や薪をくべるなど、キャンプではしっかり手をガードしたいシーンが多いもの。

TAKI BE GLOVE(タキビグローブ)は、そんなキャンプシーンで使うのに最適なハイスペックなグローブです。

一番の特徴は、火や熱に強いという点。指先部分と手のひらに難燃シリコン素材を配置しており、焚き火中でも薪を動かすことができます。

 

Q アウトドアギアを通して、伝えたい想いなどについてお聞かせください。

 

今はアウトドアギアを作っていますが、最終的にはアウトドア総合ブランドして展開していきたいですし、キャンプ場を含めたアウトドアができる場所の提供ができるところまで持って行ければと思っています。

今の子供たちは、ネット環境などを含め生活していく上での環境は充実していると思います。

だからこそ外で遊ぶという楽しさや、火をつけるという体験を子供たちに味わってもらいたいですし、そこで感じた想いが大人になったときに役に立つことがあると思いますので、少しでもそういった経験をしてもらえたらと思います。

 

 

Q 昔は、薪でごはんを炊いたり、お風呂を沸かしたりしてましたですね。そんな経験を子供たちにしてもらいたいと私も思います!

そんなアウトドアに対する想いを胸にモノ作りをされている中で、今回ユニホームを導入するきっかけ・想いなどについてお聞かせください。

 

ユニホームの持つ統一感をブランドイメージとリンクさせたかったので、今回のユニホームの話をいただいたときに、まさにこれだ!という感じでした。

 

 

Q 最後に今回出来上がった商品の感想と新しいユニホームを通じて思うことをお聞かせください。

 

エンジニアコートはデザインもさることながら、ストレッチのデニムで実用性も兼ね備えてあるので、本当に「使いやすくてカッコいい!」という感想です。

実際にアウトドアのイベントに出店したときも、お客様から見てもスタッフの統一感があって分かりやすく、ブランドイメージに合ったカッコいいコートという印象だったようで、それが実感できたので良かったです。

物作りは決して簡単なものではありませんが、だからこそやる価値があると思いますし、自分たちのモノ作りに対するこだわりが、今回のユニホームを通じて改めて再認識できました。

引き続き良いものを長く使っていただけるようなモノ作りをしていきたいですし、世の中にない発想のものを生み出していきたいという想いで、大好きな自然の中で自分たちの武器である鉄の存在価値を見出していきたいと思います。

 

 

弊社dimo商品がモノ作りの後押しになれる様、引き続き宜しくお願いいたします。

本日はお忙しいところありがとうございました。

 

~あとがき~

 

長きに渡り、鉄と向き合ってきた漢(おとこ)が、人生をかけて新たなフィールドに立つその姿に、多くの言葉はもはや必要なく、実際に作り上げたモノがすべてを物語っているように思えました。

時折、お互い好きなキャンプの話で盛り上がる場面もあり、お酒でも飲みながら色々な話がしたくなるような、そんなひと時でした。

 

『すべてを語らずして相手の心を動かすことのできる人』

 

そんな印象を私は森山社長から受けました。

 

同じ瀬戸内という場所で、故郷を愛する気持ちとブランドに対するブレない想いを共感させていただき、改めまして素晴らしいご縁に感謝申し上げます。

 

またどこかのタイミングでコラボできる日を楽しみに、引き続きサポートさせていただけると嬉しい限りです。