工事現場における12の暑さ対策方法|作業服着用に関するポイントも解説 2022.03.13

なぜ工事現場では暑さ対策が重要?

工事現場は屋外である場合が多く、特に真夏の炎天下で作業を行う場合は熱中症や日射病などのリスクが伴います。夏の暑い日でも安全に工事を行うため、また作業員の健康を守るためにも暑さ対策が必要と言えるでしょう。

工事現場における12の暑さ対策方法

熱中症にならないための暑さ対策は、どのようにすればよいのでしょうか。

 

工事現場では足場の悪い場所や狭い場所が多いため、作業の邪魔になるようなアイテムや動きにくい服装、厚さ対策に時間がかかるような物は使えません。

 

 

ここからは、工事現場における暑さ対策方法を12個紹介します。

 

1:アイスベストを着る

アイスベストとは、脇や背中の部分についているポケットに保冷剤を入れられるベストのことです。

 

低温やけどにならないようにコンプレッションインナーの上から着用することで、全身を冷やしてくれます。予備の保冷剤を持ち込めば保冷剤が溶けきった後も交換できるため、効果が持続しやすい点もポイントです。

 

2:ファン付きウェアを着る

ファン付きウェアとは、服の内側に小型のファンが内蔵されている服のことです。服の中に風を送り込むことで汗が蒸発し、気化熱によって涼しくなるという仕組みです。

 

バッテリーの使用状況によっては一日中快適に過ごせるでしょう。

 

3:コンプレッションシャツ・パンツを着用する

コンプレッションは圧迫や圧搾という意味があり、筋肉に適度に圧力をかけることで、身体機能のサポートを目的とした服です。もともとはスポーツウェアとして作られたものですが、作業服としても注目されています。

 

コンプレッションシャツ・パンツは、身体にぴったり張り付いて汗を吸収し、放湿することで夏の暑い現場でも快適に着られます。

 

4:アームカバーを付ける

アームカバーは、二の腕から手首にかけて装着するコンプレッションウェアの一種です。

 

長袖のコンプレッションシャツの場合は、ぴったり張り付くため腕まくりが難しいですが、半袖のコンプレッションシャツにアームカバーを装着すれば、半袖と長袖を簡単に切り替えられます。

 

 

コンプレッションシャツと同じように、気化熱で冷やしてくれるため工事現場で重宝されています。

 

5:ヘルメットインナーを付ける

ヘルメットインナーとはヘルメットの下に装着するキャップのことです。

 

屋外で作業することが多い工事現場や建設現場では、身体は常に太陽に晒されており、頭はヘルメットをかぶっているとはいえ、熱くなりやすく蒸れやすいためインナーを付けることでこれらを防ぐ効果があります。

 

6:マウスシールドを付ける

布や不織布のマスクの場合は、鼻や口に密着して息苦しくなり、熱がこもるため熱中症になりやすく危険です。

 

マウスシールドとは透明フィルムのマスクのことで、息がしやすいよう鼻と口に密着しない作りになっています。また、透明で口の動きも分かるため、騒音で声が聞こえないような現場でもある程度、意思疎通を図れます。

 

7:ネッククーラーを付ける

ネッククーラーは、タオルやスカーフのように首に巻くアイテムです。水に濡らしたり保冷剤を入れて首に巻いたりすることで、両手が使えるようになり便利です。

 

タオルタイプだけではなくファンによって風が出る電動タイプもありますが、電動タイプはある程度重さがあるため、作業の邪魔になってしまうこともあるでしょう。

 

8:経口補水液としての飲料水を用意する

経口補水液とは、水に塩化ナトリウムやナトリウムなどの電解質と、糖質をバランスよく配合した飲料水のことです。

 

現場では大量に汗をかくため、水分補給は欠かせません。脱水症あるいは熱中症にならないために、水分だけではなく電解質も摂取するようにしましょう。

 

9:暑さ対策用の飴を用意する

夏になると、コンビニやドラッグストアなどで塩飴や塩タブレットをよく見かけるでしょう。これらにはクエン酸やブドウ糖が配合されており、水分と一緒に摂取することで経口補水液と同じような効果をもたらしてくれます。

 

作業中でも舐められるため、経口補水液だけでは不安という方は準備しておくと安心です。

 

10:コールドスプレーを使う

身体が熱いと感じ始めたら、コールドスプレーで冷やすのも対策方法の1つです。氷ではすぐに溶けてしまい、保冷材は直接身体に当てると低温やけどの可能性があります。

 

コールドスプレーの場合、服の上から吹き付けたりタオルに吹き付けたりと使い勝手が良く、熱くなった部分を集中的に冷やせるメリットがあります。

 

11:冷却パックを用意する

冷却パックとは、手で叩くと急速に冷たくなる冷却材が入ったパックのことです。製品によって持続時間に差があるものの、万が一現場で熱中症になってしまった場合、応急処置としても使えます。

 

エアコンがないような屋外でも、手で叩くだけで簡単に冷やせるため、現場に常備しておくと良いでしょう。

 

12:セットになった熱中症対策キットを用意する

熱中症対策キットとはポーチの中に瞬間冷却剤やタオル、水、経口補水パウダーなど、熱中症対策に役立つアイテムが入っているキットのことです。

 

熱中症対策キットの中身はメーカーによって違いますが、最低限必要なものは必ず入っています。現場に1つ置いておくだけでも対策になるため、常備しておくのも良いでしょう。

 

工事現場での暑さ対策における作業服着用に関するポイント

ここまで、工事現場における暑さ対策方法を説明してきましたが、作業服の着方に関してもポイントがいくつかあります。

 

ここからは、暑さ対策における作業服の着用に関するポイントについて紹介します。

 

吸湿性や速乾性がある素材のものを着る

通気性がある素材のものを着る

重ね着をする

屋外では紫外線対策も意識する

吸湿性や速乾性がある素材のものを着る

コンプレッションシャツやパンツなどのインナーは肌に直接触れるため、吸湿性や速乾性のある素材を選びましょう。

 

吸湿性や速乾性のあるは、吸った汗をすぐに発散し気化熱で身体を冷やしてくれます。

 

通気性がある素材のものを着る

吸湿性や速乾性のある素材のインナーの上には、通気性がある素材のものを着るようにしましょう。インナーが汗を吸って発散させても、通気性がよくなければ服の中に熱がこもってしまい熱中症のリスクが高まってしまいます。

重ね着をする

夏の暑い時期や炎天下での作業時に重ね着をするのは、逆効果ではと考える方もいるでしょう。

 

前述したように、吸湿性や速乾性のあるインナーの上に通気性があるウェアを着ることで快適に過ごせるほか、天気や気温の変化によって脱ぎ着ができるという目的もあります。

 

屋外では紫外線対策も意識する

太陽による直接的な紫外線のほかに、地面や壁に反射する反射光など、様々な方向から紫外線を浴びてしまいます。

 

紫外線が強い屋外ではサングラスをかけるか、日焼け止めを塗り紫外線対策を意識しましょう。

 

工事現場では作業着とあわせた暑さ対策の工夫をしよう

この記事では工事現場における暑さ対策と、作業服の着用に関してのポイントを紹介しました。

 

屋外での作業が多い工事現場では、コンプレッションシャツやパンツ、アイスベストやヘルメットインナーを利用することで暑さを和らげることができます。

 

 

この記事を参考に、暑さ対策を実践してみましょう。