上着として着用する防寒作業着の選び方|種類や使われている素材も確認しよう 2022.03.08

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上着として着用できる防寒作業着とは

防寒着とは寒さを感じさせないために、様々な工夫がされている機能性が高い衣服です。特に、冬などの寒い時期に屋外で作業する方にとっては、持っておきたいアイテムの1つでしょう。

 

本記事では、上着としても着用でき、そのまま作業もできる防寒作業着を紹介していきます。様々な種類がある防寒着で、どれを選べばよいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

防寒作業着に使われている素材

防寒作業着には、寒さを防ぐために素材や縫い方など色々な工夫がされています。

 

使われている素材ごとに機能が異なるため、自分が作業するにあたって適したものを選ぶようにしましょう。作業によっては、おすすめできない素材もあるため、選ぶ際には注意が必要です。

 

 

ここでは、防寒作業着に使われている素材について紹介して行きます。新しく防寒作業着を選ぼうと考えている方は、ぜひ役立ててください。

 

ポリエステル素材

ポリエステル素材とは、コットンに似せて作られた合成繊維です。防寒作業着によく使われる素材で原価が安いため、機能性に優れた防寒作業着でも安く手に入れられるでしょう。

 

メリットとしては、シワになりにくくお手入れが簡単という点が挙げられます。また、軽くて丈夫なことから、屋外作業の際に着用するのに向いているでしょう。

 

 

デメリットは、毛玉ができやすく静電気が起きやすいという点です。

 

ナイロン素材

ナイロン素材もポリエステル素材と同じ合成繊維で、天然素材のシルクに似せて作られたものです。ナイロン素材は、水をはじきやすく速乾性もあるという特徴から、レインコートなどにもよく使われています。

 

一方、火や熱には弱いというデメリットがあり、日光に当てすぎると変色してしまう可能性もあります。火を取り扱う作業を行う方にはおすすめできない素材と言えるでしょう。

 

ウール素材

天然素材のウールは、セーターなどによく使われているイメージがある方もいるでしょう。ウールは防寒性や撥水性に優れているため、防寒作業着にも使われています。

 

しかし、ウールは虫食いが起きやすい素材でもあるため、シーズン終わりにはクリーニングに出し、汚れをしっかり落としてから保管することをおすすめします。

 

ダウン素材

天然素材のダウンは、軽量で保温性に優れている素材です。最近では薄型のダウンを使用した防寒作業着などもあり、着こんでしまう寒い時期でも作業を快適に行えるようになっています。

 

デメリットとしては、湿気を吸収しやすいという性質が挙げられます。汗をかきやすい方や、湿度の高いところで作業を行う方は、そのままにしておくとカビが生えてしまう恐れがあるため、注意しましょう。

 

コットン素材

ウールやダウン同様、天然素材であるコットンは肌触りの良さが魅力です。熱や火にも強く、火花が散るような作業を行う方にも適した素材でしょう。

 

一方で縮みやすく、シワになりやすいという特徴もあるため、日頃のお手入れや使う時期が過ぎた後の保管に注意しましょう。

 

上着として着用する防寒作業着の5つの選び方

最近では防寒作業着も色々な種類が出ており、どれを選べば良いのか分からないという方もいるでしょう。

 

ここからは、上着として着用する防寒作業着の選び方についてです。防寒作業着の持つ機能が、自分が行う作業に適しているかを確認して選ぶことがポイントと言えるでしょう。

 

1:防風性があるものを選ぶ

たとえ晴れていたとしても、風があると体感温度は低くなるため、寒い時期は上着でどれだけ体に風が当たらないようにするかが重要になってきます。また、首や袖回りから風が入らないような作りになっているかも確認すると良いでしょう。

 

寒い時期に屋外で作業する方は、防風性に優れた防寒作業着を選ぶようにしましょう。

 

2:防水性があるものを選ぶ

雨や雪の日も屋外で作業することがある方には、防風性だけでなく防水性がある防寒作業着がおすすめです。寒い日に雨や雪に体が触れてしまうと、それだけで体温が下がってしまいます。

 

防水性だけでなく、上着についた水を弾いてくれる撥水性がある防寒作業着を選ぶのも良いでしょう。

 

3:蓄熱性があるものを選ぶ

蓄熱性に富んだ防寒作業着は、体の熱を外に逃さないようにしてくれます。熱を服の中にためておいてくれるので、屋外で作業する方にはおすすめです。

 

また、蓄熱性に加えて保湿性があるかどうかも確認しておきましょう。保湿性があれば、少しの湿度で体を温めてくれるでしょう。

 

4:汗をかくことが予想される場合は透湿性があるものを選ぶ

汗をかきやすい方は、防寒作業着の中でも透湿性があるものを選ぶと良いでしょう。汗をかいたままにしておくと、汗が蒸発することで体が冷えさらに寒く感じると言われています。

 

そのため、汗をかくことが予想される場合や汗かきの方は、透湿性が高く水分を外に放出してくれる素材の防寒着を選ぶことをおすすめします。

 

5:デザイン性で選ぶ

防寒作業着の中には、おしゃれに見えるものもたくさん出ているため、ボトムスと色を合わせるなど、コーディネートを楽しむのもおすすめです。

 

しかし、デザイン性に注目しすぎて機能を確認しないということは避けましょう。また、動きにくいものや、自分が行う作業に適していないものを選ぶのも良くありません。

 

 

まずは、機能と作業に適しているかを確認し、その後でデザイン性に富んだおしゃれなものを選ぶことをおすすめします。おしゃれな防寒作業着で、寒い季節でも生き生きと作業できるように工夫してみましょう。

 

防寒作業着に分類される種類

防寒作業着には様々な種類がありますが、その種類によってはその作業には向いていな場合もあります。作業に向いていないものを選んでしまうと、作業効率が落ちるだけでなく、怪我や事故の原因になってしまう可能性もあるでしょう。

 

防寒作業着は、自分自身の作業に適したものを選ぶようにしてください。ここからは、防寒作業着の種類について紹介します。

 

コートタイプ

コートタイプは他の種類より丈が長いため、防寒対策に適したアイテムでしょう。中には、防水に優れたレインコートのような特徴を持った防寒コートもあります。

 

しかし、作業によっては丈の長さが邪魔になることもあるでしょう。丈の長さが自分の作業に適したものなのか確認することをおすすめします。

 

ブルゾンタイプ

ブルゾンとは、コートよりも丈が短く袖がある上着を指します。丈が短いため、作業がしやすいのが特徴です。また、屋外で作業する人がよく着用しているアイテムでもあるでしょう。

 

最近のブルゾンタイプは種類が多く、機能性も充実しています。たとえば、背中部分に蓄熱素材が使われているものや、動きやすくするためにストレッチが効くように作られているものなど、必要な機能のものが選べるでしょう。

 

 

デザインも豊富なため、選択肢が充実しているのもブルゾンタイプの魅力の1つです。

 

ベストタイプ

袖がないベストは、作業をしやすい点が魅力でしょう。ベストは、インナーやアウターとしても使えることや、コンパクトにたたんで持ち運べるというメリットがあります。

 

寒い時期でも、日中は太陽が当たれば暖かく感じることもあるでしょう。しかし、陽が沈みだすと一気に冷え込みます。一日の気温や体感温度に応じて上着を調整したい方は、バッグなどにベストを入れておくのも良いでしょう。

 

ジャンパータイプ

ジャンパーとブルゾンは同じもので、ファッション性の違いで呼ばれ方が変わるとされています。ブルゾン同様、撥水性や保温性、そして軽量なものなど様々な種類が出ています。

 

デザイン性に富んだものも多いため、自分好みのアイテムを選び作業のモチベーションを上げるのも良いでしょう。

 

ジャケットタイプ

ジャケットは、ジャンパーやブルゾンよりも丈が少し長めのアイテムです。丈の長さの一般的な目安としては、ウエストから腰あたりのものがジャケットと呼ばれるでしょう。

 

ジャケットは腰まわりまで丈があるため、防寒性に優れています。作業的にコートでは丈が長すぎるといった方は、ジャケットを選ぶのもおすすめです。

 

防寒対策には上着として着用できる防寒作業着を選ぼう

防寒作業着は、素材や種類によって様々であるため、自分が行う作業に適した防寒作業着を選ぶことをおすすめします。自分に合った防寒作業着を選ぶことで、寒い季節でも作業効率も上げられるでしょう。

 

上着としても着用でき、そのまま作業もできる防寒作業着を選ぶ際は、この記事を参考に最適なアイテムを選んでみてください。