トラックドライバーの服装のポイント|社内ルールや状況に合わせて選ぼう 2022.02.25
トラックドライバーの服装の決まりとは?
トラックドライバーは車の運転、荷物の積み下ろし作業などで体をよく動かします。所属している会社や状況によっても異なりますが、動きやすい服装で過ごすということは大事です。
制服がある会社もあれば制服がない会社もあり、それぞれで注意するポイントも変わってきます。また、仕事内容や季節によっても、服装選びで知っておいた方がいいことがあります。
ここでは、トラックドライバーの服装選びのポイントについて紹介しますので、参考にしてください。
【制服あり】トラックドライバーの服装のポイント
会社から制服が支給される場合は自分で服を調達する必要がないため、服装選びに迷うことはありませんが、会社が指定する着方をするなどいくつかのポイントがあります。
ここでは、支給された制服を着用する上でのポイントについて紹介します。
着崩しすぎない
清潔を保つ
着崩しすぎない
会社から制服が支給されている場合は、会社の指定通りの着方をすることが望ましいでしょう。制服には社名や会社のロゴが入っている場合も多く、制服がいわば会社の名刺代わりともいわれています。
わざと着崩したり、ボタンを外したままにしたりする着方はだらしない印象を与えるだけではなく、周りの人を不快な気持ちにさせてしまう可能性があります。会社のイメージダウンにもつながりかねません。
周りの人を不快にさせないためにも、きちんと正しく着るようにしましょう。
清潔を保つ
トラックドライバーは、荷物の積み下ろし作業や配達などで取引先やお客様と接する機会もある仕事です。
制服だからといって洗濯をあまりしないでいると、汗や汚れが蓄積されてしまいます。汚れが目立ちにくい色の制服であったとしても、こまめに洗濯をして常に清潔な状態を保つように心がけましょう。
【制服なし】トラックドライバーの服装のポイント
制服がなくて自由な服装で勤務していい場合でも、動きにくいものやカジュアルすぎるものは、仕事の効率を下げてしまう恐れがあり仕事着としてふさわしくありません。また、1人だけ浮いてしまうような服装も避けたいものです。
仕事内容を考慮して、 体を動かしやすくて疲れにくいもの、汚れが目立ちにくい色のものなどを基準とした作業着を選ぶとよいでしょう。
ここでは、制服がない場合の服装選びのポイントについて紹介します。
先輩と同じ服を真似る
汚れが目立ちにくいものを選ぶ
ぴったりよりも少し大きめを選ぶ
先輩と同じ服を真似る
「トラックドライバー服装」、「トラック運転手服装」とインターネットで検索しても、服装選びに迷うこともあるでしょう。
何を着ていいか迷う場合は、先輩が着ている服装を参考にして真似してみるとよいでしょう。
汚れが目立ちにくいものを選ぶ
トラックドライバーは車の運転だけではなく、荷物の積み下ろし作業もあるため、どうしても服が汚れてしまう場合があります。
汚れが目立ちやすい色の服は避けて、ビジネスカラーを基調とした汚れが目立ちにくい色の服を選ぶとよいでしょう。
ぴったりよりも少し大きめを選ぶ
体にぴったりのサイズの服を選んでしまうと、体が動かしにくくトラックの運転や荷物の積み下ろし作業に支障をきたしてしまう恐れがあります。
少し大きめサイズの服の方が、運転や荷物の積み下ろし作業の際に体も動かしやすいためおすすめです。
【状況別】トラックドライバーの服装のポイント
仕事内容や季節によっても、服装選びで注意するポイントは異なります。
ここでは4つの状況別に分けて、それぞれ服装を選ぶ際のポイントや注意点について紹介しますので参考にしてください。
長距離ドライバーの場合
ルート配送の場合
暑い季節の場合
寒い季節の場合
長距離ドライバーの場合
長距離ドライバーは、荷物の積み下ろしの時間よりも運転時間の方が長いため、運転中は作業着よりも楽な服装をしている場合が多いです。
体を締めつけにくい楽な服装で過ごすことで、少しでも運転中の体への負担を軽くすることが期待できるでしょう。
ルート配送の場合
ルート配送のドライバーは、取引先やお客様への納品を一日に何回も行わなければなりません。時間内に効率よく仕事をするには、運転中も作業着を着ていることが望ましいです。
また、納品の際に取引先の人やお客様に会う機会もあるため、常に身だしなみを整えて清潔を保つ必要があります。
暑い季節の場合
暑い時期には熱中症予防のため、風通しの良い半そでシャツやハーフパンツなどの着用を推奨する会社もあります。
涼しくて快適に過ごせる半面、運ぶ荷物や納品先の環境によっては、半そでシャツやハーフパンツでは、けがをしてしまう危険性があるでしょう。
また夏の時期は特に、運転中に日差しを浴びることも多いため、半そでシャツでは日焼けが気になるというドライバーも中にはいます。熱中症に注意しつつ、自身の環境に合わせて少しでも快適に過ごせる服装を選ぶとよいでしょう。
寒い季節の場合
トラックドライバーは、荷物の積み下ろしや配達などの際に長時間外で過ごすこともあるため、寒い時期には防寒対策も必要です。冬場は作業服の上に防寒服を着て温度調整するドライバーも多くいます。
トラックドライバーに適した防寒服は、動きやすくて軽量性がある素材を使用したものがおすすめです。一般的な防寒服よりも薄くて軽い機能性に優れたものもあるので、探してみるとよいでしょう。
車内の暖房をきかせていたり、荷物の積み下ろし作業で体が暖まったりすることから、冬でも薄着で過ごすドライバーもいます。
トラックドライバーの服装の注意点
トラックドライバーは車の運転が主な仕事とはいえ、取引先やお客様に接する機会も多いです。取引先やお客様に不快な思いをさせないように、身だしなみを整えて清潔さを保つことも大切です。
また、作業服以外の髪型やアクセサリーについても、注意を払う必要があります。ここでは、作業服以外でどのようなことに注意したらいいかを紹介します。
ヘアスタイルは会社のルールに従う
髪型についてのルールは会社によって異なるため、所属している会社のルールを確認するようにしましょう。
会社によっては決められたルールがなく、茶髪や長髪でもOKな会社もあります。たとえ長髪がOKな会社であったとしても、勤務中は仕事の邪魔にならないよう、ゴムで束ねるなどの配慮が必要です。
大ぶりなアクセサリーは避ける
アクセサリーに関しても会社によってルールが異なるため、所属している会社のルールに従うようにしましょう。
会社によってはピアスや指輪、ネックレスなどがOKな会社もありますが、大ぶりな指輪やネックレスなどは、積み下ろしの際などに荷物を傷つけてしまったり、作業の邪魔になったりしてしまうことがあります。
作業に支障をきたしてしまうような大ぶりなアクセサリーは、勤務中は外すようにしましょう。
女性トラックドライバーの服装のポイント
女性でも男性でも、服装選びで気を付けるポイントに大きな違いはありません。
会社の制服がある場合は制服を着るようにしましょう。ない場合でも作業着が基本で、体を動かしやすいもの、汚れが目立ちにくい色のもの、体のサイズに合ったものを基準に選ぶとよいでしょう。
最近では女性ドライバーが増えていることに伴い、女性用の作業着の中には、カラフルで明るい色のものも販売されています。会社や取引先のルールが厳しくない場合は、好みの色の作業着を選んで、おしゃれを楽しむのもよいでしょう。
トラックドライバーの服装は適切なものを選ぼう
トラックドライバーの服装は、運転中や荷物の積み下ろしの際に体への負担が少なくて動きやすいものを選ぶことが大切です。
汚れが目立ちにくく、ビジネスの場にもふさわしい色のものであることも重要なポイントでしょう。また、作業の効率を考えればペンや財布、携帯電話などを入れることができるポケットがたくさん付いている作業着もおすすめです。
会社によって制服がある場合とない場合、状況などによっても服装選びで気を付けることは変わりますが、仕事着としてふさわしい服装を選ぶようにしましょう。
車の運転が主な仕事とはいえ、取引先の人やお客様と接する機会も多い仕事です。この記事を参考に、常に身だしなみを整えて清潔さを保つように心がけましょう。