農家の服装に必要なものとは?よくある失敗談やおすすめのアイテムも紹介 2022.02.24

農家の服装に普段着はOK?

農家の服装にはコレといった決まりはありませんが、長い時間外で作業するため、暑さや防虫などさまざまな対策が必要になります。作業中の危険から身を守るためにも、買い物へ出掛ける時のような普段着は避けた方が良いでしょう。

 

作物が育ちやすい時期は気温が上昇します。眠っていた生き物たちも活発になるため、農作業中の服装は、いろいろな角度からしっかりと気を配らなければなりません。

 

 

本記事では農作業中の服装に必要なものや失敗談、あると便利なおすすめのアイテムを紹介します。

 

農家の服装に必要なもの

屋外作業が多い農家では、肌を露出させない格好が基本です。日焼けや日射病を防ぎ、雨が降った場合の防寒対策も大切です。また、虫刺されや育った作物で怪我をしないための小物も必要になります。

 

ここからは農家の服装に必要なものを7つ紹介します。アウトドアブランドからもさまざまなアイテムが出ているため、何を用意すれば良いのか分からないという方は参考にしてください。

 

長袖

日焼けや虫刺され防止の他に、農作業中は作物を収穫する際に葉などで切り傷を負う場合があります。それらを防ぐためには中途半端な袖丈ではなく、手首までしっかりカバーできる長さのものを選びましょう。

 

暑い時期は速乾性に優れたもの、寒い時期は保温性が高いものがおすすめです。天候の悪い日はウインドブレーカーやレインコートを使用した雨対策が効果的です。

 

長ズボン

こちらも長袖同様、きちんと足首まである長さのズボンを選びましょう。農作業は立ち上がったりしゃがんだりすることが多くあるため、少しゆったりしたタイプが良いでしょう。おしゃれに気を配りたい方はストレッチの効いたタイトなパンツもおすすめです。

 

また、しゃがんだ時に背中から下着が見えてしまわないよう、長めのインナーを選び、ウエストはベルトやウエストヒモでしっかりと固定してください。

 

帽子

日射病を予防するために大切な帽子は、つばが広めのタイプを選びましょう。麦わら帽子のように全面につばがあるものがおすすめですが、大きすぎるつばは作物に当たることがあるため注意が必要です。

 

日焼けを防ぐために首筋をガードできるタイプやUVカット加工されたものが良いでしょう。代用としてサファリハットも人気があります。

 

手袋・軍手

土をいじる農作業では常に手が汚れた状態になります。また、機械を扱う場合もあるため万が一の怪我に備えた手袋、軍手の準備は欠かせません。布製の軍手やゴム手袋など種類はいろいろありますので、用途に合わせたタイプを選びましょう。

 

薄手タイプは素手に近い感覚で作業できますが、その分手にかかる負担が大きくなります。厚手タイプは細かい作業には不向きですが、振動が大きい機械作業や運搬作業に適します。蒸れにくい通気性に長けたものもあるため、自分に合ったものを見つけましょう。

 

長靴

農作業中の泥の侵入やしゃがんだ時の窮屈さを減らすためには、ロングタイプでアッパーの柔らかい長靴を選びましょう。ソールの屈曲性が良いと立ち上がったりしゃがんだりを繰り返す場合の負担も軽くなります。

 

簡単に脱げないことが大切になるため、履き口をヒモで絞れるタイプもおすすめです。見落としがちなふくらはぎ周りのサイズもチェックしておきましょう。最近はカラフルでおしゃれな長靴がたくさんありますので、自分の好みに合ったものを探してください。

 

靴下

アンクルソックスは長靴の中ですぐに脱げてしまいます。ふくらはぎくらいまで長さのある靴下を履きましょう。長靴の中はどうしても蒸れやすくなるため、それぞれの指が離れている五本指ソックスもおすすめです。

 

たとえ長靴を履いていても、農作業中はどうしても泥が入ってしまいます。靴下もあっという間に汚れてしまうため、履き替えられるように予備を用意しておくと良いでしょう。

 

タオル

外での農作業にタオルは欠かせません。首に巻けるくらい長さのあるものを選びましょう。汗を拭くだけではなく、首に巻くことで流れてくる汗を止める役目を果たします。夏場は接触冷感タイプを選ぶと暑さを凌ぐことが可能です。

 

また、首に巻くことで日焼けや虫刺されの予防にも役立ちます。汚れた時の交換用として3〜4枚準備しておくと良いでしょう。

 

農家の服装でよくある失敗談

ここまで、農家の服装に必要なものを7つ紹介しました。大体のものが近くのホームセンターなどで買い揃えることが可能です。では、これらの準備を忘れた場合はどのようなことが起こるのでしょうか。ここでは、うっかりやりがちな失敗談を紹介していきます。

 

当日は大丈夫でも、後日ひどい目に合ってしまうこともあります。事前に知って、失敗を防ぐための参考にしてください。

 

スニーカーで来て虫に刺された

履き慣れたスニーカーが快適で一番と思う方もいるでしょうが、農業の服装でスニーカーはあまり良い選択とは言えないでしょう。足首をしっかりと隠せないスニーカーでは、ズボンの裾から入り込んだ虫に刺されてしまいます。

 

とくに気をつけたいのが、畑や草むらに生息しているマダニです。マダニに刺されると痒みだけでなく、発熱や頭痛、吐き気などの感染症を引き起こす可能性があります。自分では処置できない場合もあるため非常に厄介です。

 

 

出典:マダニの感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に注意しましょう!!|広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCDC)
参照:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hcdc/sfts-yobou.html

 

ズボンが作業中に下がってきた

ウエストを締められないジャージやスウェットは、農作業中にずり落ちてしまうため不向きです。無防備な背中は日焼けや虫の格好の的になり痛い目をみることになります。ズボンが下がるたびに作業の手を止めて直すのも億劫になるでしょう。

 

また、ジャージやスウェットは吸水性が悪く、汗などの不快感も残ります。ウエストを固定できる綿素材のズボンを選ぶと快適に作業できるでしょう。

 

首にタオルを巻かなかった

見えているのは首筋だけだから大丈夫、と軽く考えてはいけません。その露出した首筋を的確に狙ってくるのが蚊です。蚊は汗の臭いを嗅ぎ分けて飛んでくるため、首筋が見えた状態で作業するのはおすすめできません。

 

汗が背中まで流れてしまうと作業中の不快感にもつながります。汗をよくかく人は、首や頭に巻くタオルの他に、着替え時に使用できるタオルと予備タオルも用意しておくと良いでしょう。

 

着替えを忘れた

常に体を動かす農作業では想像以上に汗をかき、驚くほど泥で汚れてしまいます。農作業後の全身は泥だらけで、着ている服からは汗の臭いが漂ってくるでしょう。一日履き続けた靴下と長靴からも、蒸れた臭いがしてきます。

 

泥だらけや汗まみれの格好でいるのは衛生的にもあまり良くありません。荷物になるからと面倒がらずに、全身の着替えを一式用意しておきましょう。

 

丈が短くて腰が丸見えだった

スニーカーやタオル同様に、インナーの丈が短くて腰から素肌が見えているとすぐに虫が寄ってきます。とくに腰の場合は素肌が見える範囲が広くなるため、虫刺されの被害も大きくなる可能性があります。

 

また、露出の多い恰好をしている人は、下着が見えて恥ずかしい思いをしてしまう可能性もあるため、インナーはお尻にかかるくらい長めのものを選ぶと良いでしょう。

 

農家の服装におすすめのアイテム

農作業をしている最中は、念の為に用意しておくと役に立つものがあります。ここでは、あれば助かるおすすめのアイテムを紹介します。あらかじめ準備を整えておき、より快適な農作業に取り組みましょう。

ウエストポーチ

貴重品や飲み物を入れられるくらいのウエストポーチを用意しておくと便利です。スマホや財布をポケットに入れておくと農作業中に落としてしまいます。育った作物や泥の中から探すのはひと苦労かかるでしょう。

 

いつもは長財布を使用している方も農作業の時だけ小銭入れに変えておくと、小さなウエストポーチにしまっておくことが可能になります。また、体にフィットしないショルダーバッグは農作業の妨げになってしまうためおすすめできません。

 

替えの靴

替えの靴は、空き時間にコンビニなどで買い物をする場合に役立ちます。泥だらけの長靴で店内に入るのは気が引ける、という方は用意しておくと良いでしょう。お店を泥で汚す心配もありません。

 

農作業から少し離れる時に使用するため、スニーカーでもサンダルでもOKです。

 

虫除けスプレー

とくに注意が必要なマダニやブヨに効果があるタイプを選びましょう。長袖長ズボンで露出を控えているとはいえ、小さな虫はわずかな隙間から侵入してくる可能性があるためしっかり予防しておきましょう。

 

また、汗で流れ落ちてしまうため、こまめな塗り直しをおすすめします。

 

日焼け止め

日焼け止めも汗で落ちてしまうため、重ね塗りやこまめな塗り直しで対処しましょう。汗や皮脂に強いタイプがおすすめです。

 

また、子どもたちは帽子やタオルを嫌がる場合があります。いつの間にか素肌で走り回っていることもありますので、そうなる前にきちんと塗ってあげましょう。

 

農家に最適な服装を選ぼう

遠くから眺める農作業はのんびりとした空気を感じますが、自然と共存して実りを育てる体が資本の現場です。冒頭で服装に決まりはないと説明しましたが、だからといってラフすぎる服装では体力を奪われてしまいます。

 

農家は、より快適で自然から体を守れる服装を選択することが大切です。それを踏まえて、自分らしい素敵な農家スタイルを見つけてください。