作業着にできたほつれを補修するおすすめの方法5つ|破れにくくするコツも紹介 2021.10.16

作業着に見られる「ほつれ」とはどんな現象?

作業着をうっかり何かに引っかけてしまったときに生地から糸が飛び出してしまったり、穴があいたり、ズボンの股部分など縫い合わせているところがほどけてしまっている現象を、「ほつれ」と言います。

 

ほつれた糸をそのままにしていても自然には直らないため、補修が必要になってきます。しかし、小さなほつれの場合は、補修すればそのまま使えるものがほとんどです。

 

 

そこで本記事では、作業着にできたほつれを補修するおすすめの方法5つや、破れにくくするコツを紹介します。

 

作業着にできたほつれを補修するおすすめの方法5つ

糸がほつれてしまったからと、その都度作業着を買い替えていたら、お金がかかってしまって経済的とは言えないでしょう。そこでおすすめなのが、ほつれを補修してそのまま着続けることです。

 

いまから、作業着にできたほつれを簡単に補修するおすすめの方法5つについて紹介します。

 

1:ほつれ補修針を使う

1つ目のおすすめの方法は、ほつれ補修針を使って補修することです。ほつれ補修針は、生地表面に飛び出た糸のほつれを補修するための専用の針になっていて、簡単に補修できます。手芸店などで販売されています。

 

やり方は表側のほつれのきわに針を刺して、ほつれた糸を針にからませながら裏側に針を引き出すと一緒にほつれた糸が出てきます。その後、裏側に出てきた糸を切るか、縫い留めれば大丈夫です。

 

 

裏地に糸を引き込むため表から見てもわからなくなり、再度引っかかることもなくなるでしょう。

 

2:ジグザグに手縫いをする

2つ目のおすすめの方法は、ジグザグに手縫いをして補修することです。ほつれてしまって穴があきそうになっている場合におすすめの補修方法です。

 

やり方は、比較的大きなほつれの場合は、裏側に当て布をした後に、表側から針と糸でジグザグにほつれを縫い合わせます。小さなほつれの場合は、当て布なしでジグザグに縫い合わせてしまっても問題ないでしょう。

 

 

手軽にできる方法ですが、作業着などの強度が必要な衣類の場合は同じところがほつれてしまう可能性があるため、その場しのぎの対策になります。再度補修が必要になってくることもあるでしょう。

 

3:ミシンを使う

3つ目のおすすめの方法は、ミシンを使う補修方法です。手縫いよりも強度があるため、補修した部分が長持ちするでしょう。

 

やり方は、ほつれが酷くて穴があきそうになっている部分に、穴より少し大きめに切った接着芯を裏側からアイロンで貼り、その後表側から細かくミシンをかけます。ミシンを使った場合は見た目もきれいに仕上がり、補修箇所が目立ちにくいでしょう。

 

 

そのため、ミシンを持っている場合は手縫いよりもこちらの方法をおすすめします。

 

4:布用ボンドを使う

4つ目のおすすめの方法は、布用ボンドを使って補修する方法です。針と糸を使わないため、裁縫が苦手な方でも簡単に補修できるでしょう。また応急処置としても使えることから、出先などで針や糸がない場合にも役立つでしょう。

 

やり方は、ほつれてしまった場所にボンドをつけて乾かすだけです。例えば糸がほどけそうになっているボタンや縫い目などに、ボンドをつけて補修します。裾の場合はボンドをつけて折り曲げて貼れば大丈夫でしょう。

 

 

ただし、衣類に使うため乾いてもシミにならず、洗濯やクリーニング可能な布用ボンドを探して使うようにしましょう。

 

5:専門のお店に補修してもらう

5つ目のおすすめの方法は、専門のお店に補修してもらう方法です。自分で補修するのに時間がない場合や、強度や見た目をきちんとしてもらいたいときにおすすめです。

 

プロが補修してくれるため、満足いく仕上がりになるでしょう。しかし、作業着代と同じくらいの補修費用がかかることもあるため、新しいものを買った方が良いこともあります。

 

 

そのため、専門のお店に頼む場合は事前に見積りを出してもらい、検討することをおすすめします。

 

作業着にできたほつれ補修法3つ

これまで5つのおすすめの補修方法を紹介しましたが、毎日使う作業着であるため、時間的に自分で直さないといけないという人もいるでしょう。そこで、いまから作業着にできたほつれをどのように補修したら良いのか、3つの方法を具体的に説明します。

1:裾にできたほつれの場合

1つ目の補修法は、裾にできたほつれの場合です。作業着の裾はほつれやすく、そのままにしておくとさらにほどけてしまい、それを踏んで転倒する危険性もあるため、早めに対処した方が良いでしょう。

 

補修の方法としては、手縫いでまつり縫いをする方法が手軽で早く済むためおすすめです。

 

裾の折り返し部分に針を通す

まず、作業着を裏返しにします。次に裾を三つ折りにしてしつけをするか、まち針などでとめましょう。針に作業着と同じ色の糸を通して、玉止めしておきます。そして、玉止めした糸が隠れるように、三つ折り部分の裏側から針を出しましょう。

縫い目を小さくすくう

三つ折り部分をすくった針で、そのまま作業着の表側の部分をできる限り小さくすくいましょう。小さくすくうことで表の縫い目が目立ちにくくなります。そして、再度三つ折りの裏側から針を入れて糸を出します。

 

ほどけてしまった部分までまつり縫いをして、最後は三つ折りの裏側に玉止めをしたら完成です。

 

2:大きめの穴の場合

2つ目の補修法は大きめの穴の場合です。ほつれが進んでしまい、大きめの穴があいたような状態になった場合はミシンを使って補修しましょう。手縫いよりも強度があり、縫い目もきれいで目立たなくなります。

接着芯をアイロンで押し当てながら貼る

まず、穴より少し大きめに接着芯をカットしましょう。接着芯とは、布を補強するために貼り付ける、糊のついた不織布のことを言います。接着芯がない場合は当て布をしつけしておけば大丈夫でしょう。

 

次に接着芯の裏側からアイロンを押し当てながら貼ります。焦げないように数十秒押し当てるときれいに貼れます。

 

布を織るように往復でミシンをかける

接着芯を貼った後は、ミシンをかけましょう。作業着と同じ色の糸を使うと、目立ちません。ミシンをかける際は穴より大きめにステッチしましょう。横に少しずつずらしながら、上下に往復してミシンをかけると仕上がりもきれいです。

 

上下が終わったら左右にもミシンをかけましょう。布を織るようにミシンをかけることで、強度もあがります。

 

3:かぎ裂きの場合

3つ目の補修法はかぎ裂きの場合です。作業着の素材がポリエステルではなく、綿の場合は少し強度が落ちてしまいます。そのため、釘などの尖ったものに作業着が引っかかってしまい、かぎ状に穴が開いてしまうことがあるでしょう。

 

かぎ裂きの場合は2つの補修方法があります。

 

ミシンでステッチをかける

1つ目はミシンでステッチをかける補修法になります。はじめに、裏から布を寄せて、穴をふさぐように接着芯をアイロンで貼ります。次に、表側から細かく重ならないように平行に何度もステッチをかけましょう。

 

端までステッチをかけて穴をふさいだら、念のために破れたところの周囲を2,3周ぐるりとステッチしておくと補強になるでしょう。

 

補修布を使う

2つ目は専用の補修布を使う方法です。100円ショップや手芸店などで販売されている補修専用の布は、アイロンなどで簡単に貼り付けられるため、ミシンがなくても補修できます。

 

色も黒や紺などバリエーションがあるため、作業着に合わせて選べるでしょう。穴より少し大きめにカットした補修布をアイロンで貼り付けるだけの、手早くできる簡単な作業です。

 

 

かぎ裂きだけでなく、小さな穴や虫食い穴にも対応できるため、ひとつ持っておけば便利でしょう。

 

作業着を破れにくくするコツ3つ

これまで作業着がほつれたり、破れたりしたときの補修方法などについて説明してきました。もともと作業着は一般の衣類より耐久性があり、丈夫にできていますが、作業環境や作業中の使い方によっては作業着がすぐに傷んでしまうことがあります。

 

作業着は買い替えを頻繁にするものではないことから、できる限り長持ちさせたいと思っている人も多いでしょう。そこで、いまから作業着を破れにくくする3つのコツを紹介します。

 

1:ポケットに重い物を入れない

作業着で破れやすい箇所はポケットになります。そのため、ポケットに財布や携帯、作業に使う道具などを入れていた場合は、ポケットの周囲が破れやすくなってしまうでしょう。

 

そのため、ポケットには重い物を入れないようにしましょう。どうしてもポケットに物を入れないといけないときは、同じポケットを使うのではなく、複数のポケットをローテーションで使うようにすると破れにくくなるでしょう。

 

2:サイズの合った作業着を選ぶ

作業着で破れやすい場所は、ポケットの他に股部分が多くなります。作業中は屈伸をしたりして、股部分の縫い目に負担がかかりやすいからです。そのため、サイズが小さく余裕がないなど、体形に合っていない作業着は股部分から裂けてしまいます。

 

作業服を破れにくくするためにも、サイズの合った作業着を選ぶようにしましょう。

 

3:伸び縮みする生地を選ぶ

作業中は屈伸したり、腕を曲げたりと自分でも気づかないうちに、生地に負担がかかりやすくなっているでしょう。特に綿の作業着の場合は着心地が良い反面、伸縮性には欠けてしまうことから、縫い目に負担がかかって破れやすくなります。

 

そのため、作業着を自分で選んで良い場合は、伸び縮みする生地を選ぶと破れにくくなり長持ちするでしょう。

 

作業着のほつれは早めに補修しよう

作業着は丈夫に作られているとは言っても、毎日着るものであるため、ほつれなどが生じやすくなります。しかし、ほつれを放っておいても自然に直るものではなく、どんどんほつれてしまい、最後は買い替えが必要になってしまう可能性もあるでしょう。

 

そのため、ほつれが小さいうちに補修することが肝心となってきます。作業着は決して安いものではないため、できる限り早めに作業着のほつれを補修して長持ちさせるようにしましょう。