作業服の基本的な選び方!業種別や重要なポイントもあわせて紹介 2021.10.16

作業着が持つ役割3つ

「作業着」には、さまざまな意味が含まれており、たくさんの商品が世の中に出回っています。中でもすぐ思い浮かぶのは、会社や工場で着用する作業着でしょう。昨今では、オシャレな作業着も増えるなど多様化されています。

 

作業着が持つ役割の特徴として大まかに「身を守る」「作業がしやすい」などが挙げられますが、なぜ作業着は多くの場で定着しているのでしょうか。そこで代表的な作業着の役割を分かりやすく紹介していきます。

 

1:ひと目で見分けられるようにする

職業上、作業着はひと目で役割を見分けられることにも貢献しています。警備員や警察官、建築現場の作業着がこれに該当しており、どのような仕事に従事しているのかをパッと見て認識できる場合が多いです。

 

職業に適した作業着を着用することで、作業着をただ機能として着用するのではなく、社会的な立場を示す服装であることがひと目で分かります。

 

2:作業者が作業をしやすいようにする

作業はジーパンやTシャツといった普通の洋服でも行える場合もありますが、それでも作業着が選ばれるのは、仕事をこなす上で動きやすく、作業者の身の安全を守るからです。

 

作業着にとって重要なことは、作業者が作業をしやすいことです。動きやすさが作業着の役割の大半を占めるといっても良いでしょう。

 

3:ブランドイメージを持たせる

企業としての要素も作業着には含まれます。企業が導入している作業着の役割の多くは、作業着を着用することによる連帯感や一体感だともいわれているのです。

 

また、仕事場で作業専用の服を作業者全員が着用することにより、仕事をプロフェッショナルにこなそうと意識があがり、生産性が一層高まるといった例があります。

 

 

統一したデザインの作業着を着用することは、企業のブランドイメージ定着にとても効果的です。

 

4種類別の作業着の特徴

ここで紹介する作業着の特徴は、主に形態別の種類を指しています。作業着にはそれぞれの特徴があり、大きく分けると以下の4種類です。

 

まずはシャツ、パンツ、ジャケット、つなぎと作業着の基本的な選び方の視点で絞り込みました。分類した作業着の特徴などを紹介します。

 

1:シャツの特徴

作業着のシャツにはワークシャツと呼ばれるシャツがあり、文字通り作業者が作業を行えるように考えられたシャツのことです。そのシャツには半袖タイプと長袖タイプがあり、季節問わず着用ができます。

 

一般的に春夏などはシャツ単体として活躍し、秋冬などはジャケットのインナーとしても活躍します。そして多くのメーカーから取り扱いのあるポロシャツなどは機能性が高く、吸湿性や速乾性など優れたものが多く販売されています。

 

2:パンツの特徴

ワークパンツの特徴は大きく分類すると2種類あり、主にスラックスパンツとカーゴパンツです。作業する際のパンツはワークパンツと呼ばれるパンツを指します。

 

スラックスパンツは、デザインがシンプルなためスマートに着用できます。カーゴパンツは両側の太もも部分に工具を入れるなどポケットがあることが多く、利便性に優れています。

 

3:ジャケットの特徴

ジャケットタイプはシャツの上から羽織るものが多く、作業時に羽織れて着脱しやすいことがポイントです。作業着のジャケットではありますが、私服としても気軽に着用できるものもあります。

 

特徴として、着脱のしやすさや作業時に汚れを防げるという点が挙げられます。こだわりのデザインがされたものからストレッチがきいた機能性の高いものまでさまざまです。

 

4:つなぎの特徴

つなぎは、「オールインワン」「ジャンパースーツ」などとも呼ばれており、作業着としてのつなぎは服の上下が一体化しています。

 

メリットとしてはベルトを締めるのが不要な点や、腰から汚れやほこりなどが入らない点が挙げられるでしょう。また上下一緒に洗濯できるため、バラバラにならないことや手間の軽減にもつながっています。

 

作業着の基本的な選び方3つ

一概に作業着といっても普通の洋服と同じように、種類や形態があるのをお分かりいただけたことでしょう。次は、さまざまなシーンで作業する上で、どのような作業着が良いのか、基本的な作業着の選び方の例を紹介します。

1:ゆとりのあるサイズを選ぶ

ゆとりのあるサイズを選ぶためには、自分にあったサイズを知ることが重要なポイントです。作業着は、寸法表記は普通の洋服とは異なり、2つ明記されている場合があります。

 

作業着の寸法表記を読み取れないため自分がどのサイズか分からない、ということが起こらないよう注意が必要です。

 

 

作業着の寸法には「ヌード寸法」「仕上がり寸法」があり、ヌード寸法は体のサイズ、仕上がり寸法は商品のサイズを示しています。ヌード寸法を基準にゆとりある大きさを選ぶのが良いでしょう。

 

2:ブランドを基準にする

近年では作業着の選び方のひとつに、ブランドを基準にする方も増えています。作業着は職業別などの目的や用途に異なる点があり、選ぶ基準はさまざまです。

 

国内の作業着メーカーは多数あります。以前は、シンプルなデザインの作業着がほとんどでした。ですが、昨今では各メーカーが機能性やデザインの向上などに力を注いでいることもあり、クオリティの高い作業着が次々と製品化されています。

 

3:作業場所や業務内容を考慮する

作業着の選び方で重要なのが、作業をする場所や業務内容に合わせて、素材や機能性を選択することです。例えば清掃業の現場で着用する作業着には、防臭機能や速乾機能などが備わっていると良いでしょう。速乾機能がついていると頻繁な洗濯にもとても便利です。

 

このように作業服の特徴を知り、具体的な目的や用途などを明確にすることが大切です。

 

作業服の選び方で重要なポイント17選

作業着は、ポイントを押さえればあまり悩まずに適切なものを選べます。基本的な作業着の選び方について、理解はしたけれども、より細かく知りたいという方は、これから紹介するポイントを参考にしてみてください。

色から見る重要なポイント4選

作業着のイメージに、「ダサい」「地味」「デザインが乏しい」などネガティブなものを持っている方もいるでしょう。しかし昨今は働き方も多様化する一方で、いわゆるオシャレかつ現代的な色やデザインなどの多機能作業着も増えています。

 

色は本来デザインの一部でもあり、重要視されないことが多いです。しかし、色によってモチベーションが上がることもあります。ここでは色がもたらす作業着の重要な点をデザインとは切り離してピックアップしました。

 

1:汚れが目立ちにくい色を選ぶ

作業着は作業する内容によって、汚れの違いや度合いなども大きく異なります。汚れの種類によっては作業着の生地に目立つ汚れ、目立たない汚れがあります。なるべく汚れがつきにくい色を選ぶのがポイントです。

2:自分のイメージカラーを明確にする

衣服の色は、人に与える効果が大きいといえます。例としては、イメージカラーやメンバーカラーがあります。

 

自社もしくは自分のカラーなどをあらかじめ決めておくことで、仕事のモチベーションなどの向上にもつながります。また、組織内でチーム分けをする際に、作業着の色で区別させると、ひと目でどのチームの人か分かるため非常に効率的です。

 

 

作業着選びで悩んでいる方は、まず、カラーから決めてはいかがでしょうか。

 

3:視認性を考慮する

視認性とは「目で見た時の確認のしやすさ」を指します。例えば車の出入りなどが多い現場では、認識してもらうことが重要なポイントとなります。

 

派手な蛍光色の装備をしている人を、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。背景に対して色が際立つ必要がある現場、夜間工事や線路内作業などには、専用の特殊発色の作業着の着用が必要になることが多いです。

 

4:企業やチームで決まりのカラーがあればそれに従う

団体や組織で決めたカラーがあれば、色分けすることによりチームごとの認識にもなりますし、心理的には団結力などを一層高める効果にもつながります。職場や団体などで決まったカラーがあればそれに従いましょう。

見た目やデザイン性から見る重要なポイント

作業着のデザインが良くなることにより、作業者自身や会社にとって心理的なメリットをもたらすともいわれています。

 

最初に作業着は働き方の多様化により、見た目やデザインも変化したと説明しました。そこで重要なポイントについていくつか取り上げました。それでは、紹介していきます。

 

全体の印象を左右するディテール

ディテールとは全体の細かな部分を指していて、作業着でいうと使用素材や、ポケット位置、色、縫い目といった末端的な部分を表しています。作業着全体の印象を決定打するとても大切な部分です。

主流はスマートでタイトなデザイン

昔の作業着は、どちらかといえばゆとりのあるデザインで、スマートなデザインではありませんでした。しかし昨今では、作業者がもっとオシャレな作業着を着たいという考えに変化したことから、スマートでタイトなデザインの作業着が増えていきました。

 

ストレッチ性の高い生地が開発されて、作業着に使用されるようになったのも、大きな要因ともいわれています。

 

機能面・快適性から見る重要なポイント4選

優先順位を決めずに漠然と作業着を探そうとしても、探しづらい傾向にあります。色や見た目から選ぶポイントのほかにも、機能性や快適性から見る重要なポイントを紹介します。

 

ポケットの有無に注目してみましょう。左胸のポケットはペン差しに設置されているといわれています。また、他にも一般的な衣服にはないようなさまざまなポケットが設置されています。どのようなものがあるのか詳しく見ていきましょう。

 

1:フラップレスポケット・スルーポケットのメリット

フラップレスポケットとはポケットの形状を指しています。一般的に蓋がないタイプの横一文字に開き口があるポケットのことです。他にもスルーポケットがありますが、ズボンに付いている場合が多いです。

 

使い勝手がよく、スマートフォンや仕事道具を取り出す際に便利なことがメリットだといえます。

 

2:懐ポケットのメリット

胸にあるポケットを日本語では懐ポケットと表現します。作業着の懐ポケットは、大きなタブレットなども入ります。こちらのポケットも使い勝手が良く、ジャンパーの前ファスナーを開け閉めする必要がありません。

3:逆手ポケットのメリット

あまり聞きなれない逆手ポケットですが、縫い目の縁が逆手になっているポケットのことです。たとえ作業時に激しく動いたとしても、ものが勝手に飛び出す心配がありません。また、すぐにものが取り出せる便利さが、このポケットのメリットといえるでしょう。

4:業種によってはポケットなしのものが適切な場合がある

ポケットレスと呼ばれる、ポケットが一切ない仕様の作業着も一部の業種で着用されています。一部の業種には、食品に関する工場など、清掃作業区域に出入りがある作業が挙げられます。ポケットをなくすことで汚染物や危険物を持ち込まないような仕様となっています。

生地素材から見る重要なポイント4選

作業着に使用されている生地素材も、色やデザイン同様に重要視している方が多いともいわれています。そこで、作業着に使用されている主な素材を4つ絞り込みました。作業着の選び方では基本的な部分であるため、その特徴をまとめて紹介します。

1:ポリエステル素材の特徴を把握

衣服などで多く使用されているポリエステル100%ですが、作業着にも多くのポリエステル素材が使用されています。作業着を選ぶ際は素材が持つ特徴をよく把握しましょう。

 

ポリエステル100%のメリットは、しわになりにくいこと、型崩れが起きにくいこと、乾きやすいこと、生地に耐久力があることが代表的です。ただし加工されていないものは吸湿性に欠けるため、汗をたくさんかく方には不向きでしょう。

 

2:綿素材の特徴を把握

衣服で使用されている綿素材もポリエステル素材と同じく、ジーンズをはじめとする作業着の素材に多く使用されています。

 

綿は着心地の良さや燃えにくい性質があります。他にも綿ならではの風合いがあることや、汗を吸いやすく肌へのべたつきが少ないことが挙げられます。さらに綿は繊維の中心部が、まるでマカロニのように空洞になっていて、熱が伝わりにくく放出されにくい特徴も持っています。

 

 

しかし洗濯すると縮みやすく、天然繊維ならではのしわになりやすいといった短所には注意が必要です。化学繊維ではどうしても肌に合わないという方や、火を扱う現場やたくさん汗をかく方には向いている素材といえるでしょう。

 

3:混紡素材の特徴を把握

混紡素材には、ポリエステル素材と綿素材の良いとこどりをしたハイブリッド素材と呼ばれるものがあります。2つの素材の良いとこどりをしただけあり、優秀な素材です。

 

混紡素材は、アウトドア用品に使用されていることが多いです。その他混紡素材には、CVCという綿素材が多く使われているものあり、見た目は高級感のある仕上がりが一般的な特徴です。

 

4:そのほかの素材の特徴を把握

アセテートやポリウレタン、ナイロンなどは洗濯の品質表示で見かけることもあるでしょう。アセテートは合成素材ですが、まるでシルクや綿のような天然素材に劣らない肌さわりと光沢感が特徴的です。

 

ポリウレタンは伸縮性がありまるでゴムのようです。天然ゴムとは異なり染色性に富みます。しかし衣服に使われるポリウレタンは、製品劣化が数年であるため寿命はかなり短めともいわれています。

 

 

ナイロンは化学繊維のひとつで、擦れてもボロボロになりにくい性質を持ちます。傷みにくく快適であるために、衣類では防寒着などによく使われています。また、雨合羽にも使われていて、水を弾いたり湿気を寄せ付けない特徴が活かされています。

 

 

長持ちする素材で、水を弾くなどメリットばかりに思えますが、デメリットもあります。ナイロンは熱の弱い性質であるために、乾燥機などは残念ながら早く乾かしたくても使えません。また、日光に当てると黄ばみやすいことから干す場所にも注意が必要です。

 

安全性から見る重要なポイント3選

作業着は、安全面にも気を遣う必要があります。それは、安全性能に特化した作業着を着用しなければならない現場が数多くあるためです。円滑に作業を行うために、安全性に特化した作業着の特徴について紹介しましょう。

1:耐火性機能の特徴

耐火性機能とは、熱に強い性質や燃えにくい性質を持つ機能のことです。これは、あらかじめ火を扱う現場などを想定されている場合に用いられます。

 

火を扱う現場ならば、火に強い綿100%を選ぶのが良いともいわれています。料理のコックが着用する白いコックコートなどが良い例で、綿から作られているのも多いようです。

 

 

またポリエステルなどの化学繊維も熱に強い素材で、温度によっては軟化することはありますが、液化するまでには相当な温度が必要です。火や高温のものを扱う現場は多数ありますが、その職場に適した素材はそれぞれ異なります。

 

2:帯電防止機能の特徴

帯電防止機能とは、あらかじめ静電気を帯びないように施されていることを指します。冬になるにつれ乾燥した場所では、天然繊維や紙類などでも帯電することが問題となります。

 

例えば紡績工場の現場などで帯電が起きると、機械にトラブルが生じる可能性があります。そのため、専門的な製品や精密機械を扱う工場の場合は、この帯電防止機能を持つ作業着を使用していることも多いでしょう。

 

 

このようにさまざまなトラブルを想定して、加工されているのが帯電防止機能です。現場によっては、JIS規格の作業着の着用が義務付けられている場合もあります。

 

 

帯電防止機能を持つ作業着の選ぶ時は、就業する際に選び方を確認しましょう。

 

3:肌や髪の露出を防ぐための作業着とは

長袖、長ズボンなどの作業着を着用するシーンはさまざまな現場が想定されます。太陽が照り付けるような外現場や夜間作業、さまざまな製品を扱っている工場内など多数あるでしょう。その上で身を守り安全に作業を行うには、できるだけ肌や髪の毛などの露出を防ぐ必要があります。

 

長袖などの肌露出を控えた作業着は、怪我や火傷から身を守ることができるため、現場では義務付けられている場合もあります。また、作業者自身が熱中症を起こさないように、通気性や吸湿性なども意識して選ぶことも大切です。

 

業務別から見る作業着の選び方事例

作業服と聞いて思い浮かぶのは、職業柄着用する必要がある衣服だと思う方も少なくはないでしょう。ここでは3つの業種別に分類して細かく絞り込み、作業着の選び方の基準例と重要なポイントを紹介します。

1:製造・工場作業の場合の選び方

製造業や工場作業での作業着の特徴は、肩回りが動きやすく快適に工夫されているかどうかなどが代表的に挙げられます。そのほかにもどういった点を参考にすればよいのか見ていきましょう。

デザイン面で重視するポイント

近年、製造業や工場作業現場では、女性の活躍の場が増えています。そのため、レディース作業着なども存在し、明るいピンク色のツナギも販売されています。男性用に販売されているデニムで作られた作業着は、普段着使いもできるほどデザイン性が高いです。

 

このように、デザインを変更したり、若年層に向けて大幅にサイズ展開をしたりとメーカー側の配慮が見られます。

 

 

製造・工場の作業服は、全体的にホワイト、ブルー、ピンク、グレー、グリーンなどのカラー展開も豊富で、作業服は暗い地味な色しかないと考えている方はイメージが覆されるのではないでしょうか。

 

機能面で重視するポイント

製造業や工場勤務にて求める作業着の機能は、高い耐久性です。丈夫であることはもちろん汚れが目立ちにくいことも重要ですが、これらはあくまで最低条件です。毎日の作業に耐えられるよう、手入れしやすいように防シワや吸汗速乾などを機能に加えると選ぶ幅が広がります。

 

仕事内容や具体的な現場の特徴に合わせて、必要な機能を選ぶのが大切です。

 

着心地で重視するポイント

この業種で作業着を重視するポイントは、動きやすさと着やすさの2つの面で選ぶと良いでしょう。生地で選ぶなら厚手の素材よりは薄手の丈夫な素材が動きやすいですし、季節で選ぶなら春夏、秋冬とでは重視する着心地が異なります。

 

逆にもしも迷ってしまったら、まずは職場環境などを考慮して選んでみるのも良いでしょう。

 

2:電気工事・電気設備工事の場合の選び方

この業種の作業着の特徴は、丈夫な素材で作られていることはもちろんのこと、さまざまな動きを想定して工夫が施されているところです。3つの視点からどのような特徴かを把握していきましょう。

デザイン面で重視するポイント

デザイン性は見栄えの良さやオシャレにつながる部分ですが、実用性にも大きく関わるようです。現場によっては、ポケットの収納性のデザインが特徴のカーゴパンツの着用も多くあります。作業において使いやすいデザインであるかどうかを重要視して見るようにしてください。

機能面で重視するポイント

機能性では快適な清涼感や、身体への保護性などが求められます。たとえ夏の暑さの中でも仕事上の集中力を失わないように、通気性や吸汗速乾性などの機能がある作業着を選ぶと良いでしょう。

 

また秋冬などは逆に防寒性が求められます。冬には温かく過ごせるような保温機能も備わっているとなお良いでしょう。

 

着心地で重視するポイント

作業着には体の負担を軽減する工夫が多くされています。何より動きやすさを重視した作りであるため、そのようなパターンカットされているのも見逃せません。

 

動きやすさはもちろんのこと、汗をたくさんかいても不快にならない通気性の良さも、着心地で重視するポイントでしょう。

 

3:建設・建築作業の場合の選び方

建設作業の特徴は屋外での作業が想定されますが、高い耐久性を持ちながらも、ハードな動きをサポートする作業服であることが大切です。3つの視点から選び方のポイントや特徴を把握しましょう。

デザイン面で重視するポイント

建設の現場ではシャツ、パンツ、カーゴパンツ、ブルゾンといったアイテムが使用されていますが、動きやすさはもちろん、使いやすいように施されたデザインが特徴です。例えばポケット収納なども、ものが落ちづらいように工夫がされているデザインも多数あります。

機能面で重視するポイント

外の現場の場合は汗をかくことが想定されるため、消臭、抗菌機能を選ぶと良いでしょう。また、頻繁に洗濯しても大丈夫なように、高い耐久性を持つ作業着も多く販売されています。

 

特殊な機能としては企業努力で生まれた空調服と呼ばれる作業着があり、循環を良くするために空気を取り込むための小型ファンが付いていて、涼しく快適に作業を行えます。

 

着心地で重視するポイント

耐久性も維持した作業着も多いですが、現場の特性上動きやすく、外などでもたくさん汗をかいても不快にならない着心地が重要です。

 

作業着によってはメッシュ素材などを使用した通気性や吸汗ニットなど使用して、あせもなどの皮膚トラブルが起きないように工夫もされています。

 

作業服に付いた汚れの洗い方

毎日の作業服に付いた汚れの洗い方や、時間がたってしまった汚れの落とし方には、普通の洗濯と比べると汚れ落としに少々工夫が必要です。気持ちよく安全に作業できるように、作業服は綺麗に保っておきたいものです。

 

作業内容や環境によって汚れは異なります。ここでは代表的な汚れを分類し、洗い方の例を紹介します。

 

油汚れの洗い方

働く現場などで頑固な汚れが付いた作業着は、汚れに応じた洗い方や汚れの特性を知ることで、毎日の洗濯の悩みを解消することが可能です。中でも代表的な汚れは「油汚れ」です。

 

作業着に付着する油汚れは固まっている状態がほとんどであるため、発見したらすぐにお湯などで融かすことが先決です。予洗い後はいつも通りの洗濯機使用をすることにより、より油汚れが落ちやすくなります。

 

 

まずは予洗いでバケツ容器にお湯を用意しましょう。作業着用の洗剤は、アルカリ性の洗剤またはセスキ炭酸ソーダなどが適しているといわれています。用意した洗剤をお湯に溶かしたら作業着をあらかじめ漬け置きするのが油汚れを落とす秘訣です。

 

 

頑固そうな油汚れは2時間ほどつけておくことで、お湯が汚れで真っ黒になります。その後、洗濯機の水温をお湯にすることにより、油汚れがスッキリと落ちるでしょう。洗濯コースは適宜すすぎと脱水のみなど、ご自身で調節してみてください。

 

 

なお、ここまで試してもどうしても汚れが落ちない場合は、専用の洗剤併用の検討やクリーニング屋さんなどに相談することも考えましょう。

 

泥汚れの洗い方

次に作業着によく付着する代表的な汚れといえば、泥汚れです。泥はいわゆる土なのですが、厳密にいうと細かな砂の粒の集合体が泥汚れとなって繊維に入り込んでしまっています。

 

生地強度の頑丈な作業着に一度泥汚れが付着してしまうと、砂の集合体は勝手に繊維から出てくることはできません。砂の集合体を繊維から取り出すために、洗濯ブラシと固形の洗濯石鹸などを用意しましょう。

 

 

付いてしまった頑固な泥汚れを発見したら、少しでも汚れを落ちやすくするために、洗濯ブラシで掻き出してみましょう。泥汚れは乾くとポロポロと剥がれ落ちるものですから、生地についた砂を軽くたたきつつ泥を掻き出すのです。

 

 

次に水に濡らすなど予洗いをしてください。あとは洗濯石鹸などを直塗りして、ブラシでゴシゴシ擦るのみです。洗濯機を使って、一度で泥汚れを落とそうとするよりも、はるかに汚れが落ちます。コツや手順が分かれば後々の手間も軽減されます。

 

作業着の選び方を知っておこう

快適で環境に適したものを選ぶというのが、作業着選びでの大きなポイントということがお分かりいただけたでしょうか。

 

作業着着用の必要がある場合、業種により求めるものはそれぞれ異なりますが、各重要なポイントや選び方を参考に、どのような作業着が必要なのか、優先するものは何かを明確にして正しく作業着を選んでいきましょう。

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