作業着を機能性で選ぶポイントは?各現場に適した機能性10選を紹介 2021.09.28

作業着は機能性で選ぶべき!

作業着の質が高ければ、仕事の質も高くなることが期待できるでしょう。そのため、最適な機能性を持ち合わせている作業着を選ぶことが大切と言えます。

 

この記事では、作業着を選ぶ際のポイントや種類別の特徴などを紹介します。どのような作業着がそれぞれの目的に適しているのか、ぜひ参考にしてみてください。

 

作業着を着るメリット3選

建築現場や食品工場、農作業や医療現場などでは、従業員が私服ではなく指定された作業着を着て仕事をすることがほとんどでしょう。仕事をするとき私服ではなく作業着を着るのは、作業着を着て仕事をすることにメリットがあるからです。

 

ここからは、作業着を着るメリット3選について解説していきます。今回は、動きやすい運動機能を始めとした3項目をピックアップしていきます。作業着を着るメリットについて、参考にしてみてください。

 

1:動きやすい運動機能

1つ目のメリットは、動きやすい運動機能が備わっていることです。

 

工事現場や清掃現場では、体を動かす作業も多くあります。そういった作業をするにあたって、スーツやワイシャツなどの動きにくい服を着ていると、ストレスを感じてしまうでしょう。動きやすい作業着を着用することで、ストレスなく、より効率的に仕事をすることが見込めます。

 

 

機能的には、ストレッチ性の高い素材が使われているものを選ぶと良いでしょう。

 

2:頑丈な安全性

2つ目のメリットは、頑丈な安全性です。

 

工事現場や製造工場での勤務は、気を緩めてしまうと大きな事故が起こる危険性があります。また、夏場の作業で熱中症を引き起こす可能性もあり、対策が必要と言えます。

 

 

対策としては、身を守る機能性が備わった作業着を選んで、安全性を確保すると良いでしょう。例えば、鉄の加工をするような現場では防炎加工、熱中症対策には吸水加工を施されたものなど、目的に合わせた機能性が備わったものを選ぶことが重要です。

 

3:見た目でわかる統一性

3つ目のメリットは、見た目でわかる統一性です。

 

従業員がそれぞれの私服で作業をしていると、統一感がなく仲間意識も生まれにくいでしょう。職場の作業着を統一することで、従業員同士の間に一体感が生まれ、チームワークの向上にもつながることが見込めます。

 

 

また、会社のロゴなどを作業着に印刷すれば企業イメージを表現できて、知名度を上げることも期待できるでしょう。

 

作業着が必要な現場5選

一口に作業着と言っても、作業現場によって求められる機能性は多種多様です。防炎加工が必要な現場もあれば、暑さ対策が必要な現場もあるでしょう。

 

ここからは、作業着が必要な現場について解説していきます。今回は、溶接・鉄工を始めとした5項目をピックアップしていきます。作業着が必要な現場についてご興味がある方は、参考にしてみてください。

 

溶接・鉄工

鉄工所での溶接作業では作業着の着用が必須となります。なぜなら、溶接作業で発生した火花が衣服に燃え移り、火傷を負う可能性があるからです。

 

燃えにくい素材や、防炎加工が施されている作業着を選ぶことで、事故が起きる可能性を少しでも軽減しましょう。

 

火気厳禁の環境

火気厳禁の環境も、作業着が重要になる現場の1つと言えます。

 

火気厳禁の環境というとイメージしづらいかもしれませんが、化学薬品や火薬など、火災や爆発を引き起こす可能性があるものを扱う現場のことを指します。

 

 

特に、静電気による災害事例が多いため、帯電加工が施されている作業着を選ぶことは重要だと言えるでしょう。

 

食品加工

食品加工を行う工場での勤務も、作業着が欠かせません。

 

もし従業員が私服で作業を行ってしまえば、ほこりや髪の毛などの異物が混入する可能性があるでしょう。食品への異物混入は、企業の業績を左右する問題につながることもあるため、避けなければなりません。作業着を着用することが品質管理の徹底につながると言えるでしょう。

 

屋外の清掃

清掃作業では、汚れが衣類に付着する可能性があり、動きやすさも求められるため、作業着を着用しなければならないでしょう。

 

特に、ビルの窓拭きなどの屋外での清掃作業は、屋内での作業よりもリスクを伴うものが多いため、より良い機能性の作業着が求められます。夏場は熱中症対策、冬場は寒さ対策の機能性も重要と言えるでしょう。

 

夏場の作業

夏場の作業は、対策を怠ってしまうと熱中症になってしまう可能性があります。特に、屋外での作業では注意が必要です。熱中症を防ぐための対策として考えられることは多々ありますが、作業着にも注目してみると良いでしょう。

 

探してみると、通気性に優れているものや、空調服という小型ファンが内蔵されているものなど、熱中症対策に有効な機能を持つ作業着が多く見つけられるでしょう。

 

機能性で選ぶ際のポイント10選

実際に作業着を探してみると、どれを選ぶべきか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、機能性別にポイント10選をまとめました。

 

ここからは、機能性で選ぶ際のポイントについて解説していきます。今回は、耐久性を始めとした10項目をピックアップしていきます。機能性で選ぶ際のポイント10選について興味がある方は参考にしてください。

 

1:耐久性

どんな現場においても、作業着を選ぶ際に欠かせないポイントとなるのが耐久性です。耐久性が低い作業着を選んでしまうと、すぐに劣化して何度も買い替えることになってしまい、コスト的にも負担が大きくなります。

 

特に建築現場などでは、塗料が付着したり木材と擦れて破れたりするなど、生地に負担がかかり劣化につながるため、耐久性の高い作業着を選んで、より長く着用していきましょう。

 

2:ストレッチ性

建築作業や清掃作業では、体を動かしての作業が多くなってきます。そういった作業をする際に大事なポイントとなるのが、ストレッチ性です。

 

手を上に伸ばしたり、しゃがんだりする動作を伴う作業では、ストレッチ性が高い作業着を着ることでストレスなく作業ができます。ポリウレタンなどの化学繊維はストレッチ性が高いため、選択肢に入れてみましょう。

 

3:吸水・速乾性

夏場や気温・湿度の高い環境での作業は、汗で服が濡れたり蒸れたりしてしまいます。そのため、吸水性と速乾性が重要なポイントとなるでしょう。

 

吸水性は早く吸水できる機能で、速乾性は早く乾くという機能です。つまり、吸水性と速乾性の両方を備えた作業着であれば、汗をかいても生地がそれを吸収して、なおかつ生地が早く乾くため、夏場でも快適に作業できるでしょう。

 

4:UVカット

夏場に屋外で作業する場合、紫外線による日焼けや肌へのダメージが気になることもあるでしょう。日焼け止めクリームなどを使用するのもいいですが、UVカットの加工が施されている作業着を選ぶというのも1つの選択肢です。

 

最近では、吸水・速乾機能や冷感機能とセットでUVカット機能がついている作業着もあるため、農作業など夏場の屋外で作業をされる方はぜひ探してみてください。

 

5:帯電防止

化学薬品や火薬などを扱う現場では、静電気の帯電によって火災や爆発を引き起こし事故につながる危険性があります。そのため、帯電防止加工が施されている作業着を着用して作業すると良いでしょう。

 

お勧めは、JIS T8118規格に適合している作業着を選ぶということです。JIS T8118とは、静電気帯電による災害を防ぐために作られた規格のことを指します。

 

 

出典:帯電性試験(衣料品①) | 一般財団法人カケンテストセンター
参照:https://www.kaken.or.jp/test/search/detail/104

 

6:消臭・制菌

汗をかく作業や清掃作業、食品工場での作業は、夏場になると匂いや菌がより気になるでしょう。そういった場合は、消臭・制菌加工の素材が使用されている作業着を検討してみましょう。

 

消臭・制菌の技術は、一般衣料品やシーツ、マットなどだけではなく、食品工場などの作業着にも使われています。また、医療従事者用の白衣やマスクなどには、より強い制菌性を持つ素材が使われているため、用途に合ったものを選びましょう。

 

7:防汚

建築や土木、製造現場での作業は、常に汚れと隣り合わせとなります。しかし、防汚の機能が付いているものを使えば、作業着の汚れを防ぐことができて、もし汚れが付着しても落ちやすくなるでしょう。

 

防汚加工にも、汚れを付きにくくするものや、汚れを落ちやすくするものなどがあるため、どのように汚れに強いのかを調べてから選ぶと良いでしょう。

 

8:防水

屋外で作業する場合、突然の雨に見舞われることもあります。そのとき、防水加工が施された作業着を着ていれば内側に水を通さないため、不快感を軽減できるでしょう。

 

防水加工は、生地が水を通さないことが特徴です。ちなみに、撥水加工では少量しか弾くことができず水が染みることがあるため、作業着の内側を濡らしたくない場合は、撥水ではなく防水加工を選ぶことをお勧めします。

 

9:防炎

火を扱う現場では、火花が服に燃え移り火傷などのケガを負う可能性があります。特に、鉄工所の溶接作業や鍛冶場の作業は注意が必要です。事故を防ぐためには、防炎加工を施された作業着を選ぶと良いでしょう。

 

防炎の作業着と言っても、服の素材に燃えにくい素材が使われているものや、後から防炎加工を施したものなどがあります。求める用途に合うものを選びましょう。

 

10:防寒

最後のポイントは、防寒です。温度の低い倉庫内の作業や冬場の作業は、防寒作業着を活用し、体温調節をして仕事のパフォーマンスを維持しましょう。

 

防寒作業着は、基本的に防水や撥水の加工が施されています。防水と撥水では機能に違いがあるため、どちらを選ぶべきかよく吟味すると良いでしょう。また、吸湿発熱繊維という、汗などの水分を吸収して発熱する繊維を用いたものもあります。

 

種類別の作業着

ここまでは、作業着の特徴や機能性を紹介しました。最後に、作業着を種類別に見ていきましょう。作業着にも様々な種類があるため、それぞれのメリットとデメリットや、どういった場面で着用すべきかをお伝えします。

 

これまで紹介したポイントと合わせて、作業着選びの参考にしてみてください。

 

1:つなぎ型

つなぎ型の作業着は、上着とズボンが一体となっていて、首元から股まで1本のファスナーで開閉できるのが特徴です。農作業や塗装業者、整備士などの作業着としてよく使用されます。

 

メリットは、上下がつながっていることで、ほこりや汚れが内部に入ることを防げる点や、余分な布がないため、機械などに巻き込まれる心配が軽減されるという点があります。デメリットは、着脱が少し厄介という点で、特にお手洗いの際は煩わしさを感じる場合もあるでしょう。

 

2:ジャケット型

ジャケット型の作業着は、その名の通り上半身に羽織るタイプのものです。ジャケット型は、イベントスタッフや一般的な中小企業など、様々な業種で採用されるベーシックなものと言えるでしょう。

 

メリットは、つなぎ型と違って着脱が容易であるという点です。また、つなぎ型はサイズ感が重要なのに対して、ジャケット型は上に羽織るだけのため、多少サイズが合わなくても、あまり問題はないでしょう。デメリットとしては、機能的には特筆すべき所がないという点です。

 

3:空調服

空調服は、服の内側に小型ファンを取り付けることで、体に風を当てて汗を気化させる作業着です。

 

メリットは、屋外などの空調設備が設置できない環境でも、涼しく過ごせるという点です。また、小型ファンは主に乾電池で稼働するため、電気代の削減にもなります。デメリットとして挙げられるのは、電池交換や充電がネックになるという点です。

 

4:シャツ

より幅広い用途で使用可能なのが、シャツタイプの作業着です。シャツタイプは、基本的につなぎやジャケットの下に着るため、どんな場面でも活躍するでしょう。最近では、コンプレッションウェアという体に圧力をかけて筋肉の運動をサポートするものも見られるようになりました。

 

メリットは、夏場も冬場も使えるという点です。逆に、1枚だけでは使える場面がないというデメリットもあります。

 

5:ワークパンツ

トップスを中心に紹介してきましたが、ボトムスにもワークパンツと呼ばれる作業着が存在しています。その定義は曖昧ですが、主にカーゴパンツやスラックス、チノパンツがワークパンツに分類されると言われています。

 

メリットとしては、例えばカーゴパンツの場合、大きなポケットが付いているため工具などを収納できるという点が挙げられます。デメリットは、デザインの好みが合わなかったりすることなどが挙げられます。

 

環境や用途に適した機能性の作業着を選ぼう!

この記事では作業着について、機能性や種類別のメリット・デメリットについて紹介しました。作業着には様々な種類があり、環境や用途に合うように機能も多種多様であると言えるでしょう。

 

自分にはどのような作業着が合っているのか、この記事を参考にして、環境や用途に適した機能性を持つ作業着を選んでみてください。