作業着の種類別から見る特徴|業務別のおすすめの選び方もあわせて紹介! 2021.09.12

作業着の役割3つ

作業着やユニフォームを着用して業務する職場は、数多くありその種類もさまざまです。作業着には以下のような3つの役割があります。

 

・ひと目で見分けられるようにするため
・作業者が作業をしやすいようにするため
・企業のブランドイメージとしての利用のため

 

 

これら作業着の3つの役割について、詳しく説明しましょう。

 

1:ひと目で見分けられるようにするため

レストランを例にあげて考えていきましょう。注文する際、レストランのウェイターやウェイトレスのユニフォームが目印となり、お客さんは迷うことなく注文できます。

 

また、建設現場で複数の会社が出入りをする環境でも、会社ごとお揃いの作業着を着用することで、混乱が生じません。

 

 

このように、作業着はひと目で見分けられるようにする役割があります。

 

2:作業者が作業をしやすいようにするため

作業着を着用することで、汚れなど気にすることなく仕事ができます。

 

素材や伸縮性などの機能性にこだわった作業着であれば、動作がよりスムーズになり、作業を効率よく進められるでしょう。

 

 

また、安全性が重視された作りの作業着もありますので、怪我の防止にもつながります。

 

3:企業のブランドイメージとしての利用のため

作業着はどのような企業なのかを伝えられるアイテムです。個性的な色や形、企業名を入れることで、企業やチームのブランドイメージを作業着を見た人に強く訴えられます。

 

このように作業着は、その企業のブランドイメージとして利用されることもあります。

 

作業着のおすすめの選び方4つ

作業着と言ってもたくさんの種類があるため、どのような基準で選んで良いか迷ってしまう方もいるでしょう。今の作業着は、危険から身を守るよう丈夫なだけではなく、お洒落かつ機能的なものが多くあります。

 

ここでは、種類の多い作業着のおすすめの選び方について4つご紹介します。

 

1:ゆとりのあるサイズを選ぶ

作業着を選ぶ際には、ゆとりのあるサイズを選ぶことが重要です。体にピッタリとフィットしすぎるものを選ぶと、返って動きづらく作業に支障が出る場合があるためです。

 

サイズには、ヌード寸法と作業着を着た時の仕上がり寸法があります。自分の2つの寸法を把握することで、どのようなタイプの作業着が合うのか分かります。着心地の良い多少ゆとりのあるサイズを選びましょう。

 

2:ブランドを基準にする

さまざまなブランドから作業着が発売されています。作業着を選ぶ際に、ブランドを基準にするのもおすすめです。これは、ブランドごとに得意としているシルエットやデザイン、機能性などがあるためです。

 

毎日の仕事で着用する作業着ですので、気に入ったブランドのものを身につけることで気持ちよく作業できるでしょう。

 

3:作業場所や業務内容を考慮する

作業着選びは、作業場所や業務内容によってその種類は変わります。電気工事関連の作業であれば「帯電防止作業着」、建設関連の作業であれば「通気性のよい作業着」がおすすめです。

 

自分が主に、どのような現場で作業するのかを考慮した上で選ぶと良いでしょう。

 

4:使い分けのため夏物と冬物を用意する

作業現場で1年中作業する方であれば、夏物と冬物を準備し、使い分けると必要があります。冬であれば、インナーを重ねることもあるため、ややサイズアップしたものを選ぶといいでしょう。

 

素材も、夏は通気性重視、冬は保温性重視などタイプ別に用意すると安心です。季節に合わせた作業着を着用すれば、快適に作業できるので効率もアップするでしょう。

 

作業着の5つの種類別から見る特徴

ここからは、5種類の作業着の特徴について解説します。その5種類とは、シャツ、パンツ、ジャケット、つなぎ、そして、夏物と冬物の違いについてです。

 

これらの特徴をよく知ることで、自分の作業現場に合った作業着選びの参考にしてみてください。

 

1:シャツの特徴

作業服のシャツには、半袖と長袖タイプがあります。どちらもオールシーズン着られるうえに、春や夏など暑い時にはそれ1枚で、冬場にはインナーとして使用できます。

 

半袖タイプは熱中症対策になり涼しく作業できます。長袖タイプは皮膚を覆ってくれるため、より安全性が高められるでしょう。

 

 

ポロシャツタイプは、吸水性や伸縮性が優れているものが多くあり、さまざまな現場で使用されています。

 

2:パンツの特徴

作業服のパンツは大きく分けてカーゴパンツとスラックスの2種類があります。ワークパンツとも呼ばれ、普段着に取り入れている方もいるでしょう。

 

スラックスはシンプルなデザインが特徴です。カーゴパンツは、左右の膝上にポケットが付いていて工具などを入れておけるため、工具をよく使う作業現場では便利に使えるパンツと言えるでしょう。

 

3:ジャケットの特徴

ジャケットは、作業服の上から羽織るタイプの作業着を言います。ジャケットは着脱しやすく、私服の上からすぐに着られるため、作業時の汚れなどを気軽に防げます。

 

袖のないベストタイプや、空調服と呼ばれる冷却用のファンが付いたジャケットもあり、涼しく作業できる工夫されているものも多数あります。

 

4:つなぎの特徴

つなぎは、上下の服が1つにつながっているタイプの作業着です。この形状の場合、ベルトをする必要がなく、ウエスト部分から入ってくる汚れなどを防ぐことができます。

 

つなぎの他に、「ジャンパースーツ」「オールインワン」とも呼ばれています。自動車の整備などの作業では、ベルトの金具で整備中の車に傷をつける心配がないため、取り入れている会社もあると言われています。

 

5:夏物と冬物の違い

作業着にも夏物と冬物があります。その違いは、暑い夏場は快適に作業するために通気性、吸水性を重視しますが、冬場は保温性を重視するところにあります。

 

冬場に屋外で作業する場合には、防寒性のあるものを選ぶのはもちろんですが、それに加えて防風性があるものを選ぶことで、体感温度を上げる効果があります。そのため、作業着は素材選びが重要になるでしょう。

 

3種類の業務別で見るおすすめの作業着の選び方

ここまで作業着の種類を紹介してきました。

 

ここからは、3種類の業務別におすすめの作業着の選び方についてご紹介します。それぞれの業務に最適なものを選ぶことで、作業効率も上がるでしょう。

 

1:製造・工場作業の場合の選び方

製造業や工場の場合、作業着は動きやすさと着やすさで選ぶのが基本です。屋外での作業のように天候に左右されることがほぼないため、薄手でかつ丈夫な生地で作られたものがおすすめです。

 

特殊な立体カットしている作業服であれば、腕や肩などのスムーズな動きをサポートしてくれます。職場の作業環境に合わせて選ぶと良いでしょう。

 

デザイン面で重視すること

製造・工場作業では、作業中に服が周りのものに引っかかりにくいデザインかどうか確認しましょう。金属部分などが出ないように作られた作業服であれば、作業中に製品に傷をつけてしまうリスクが軽減できます。

 

パンツは動きやすいものが良く、ストレッチ性はもちろん、バックルガードがあるかどうかも確認しましょう。バックルガードがあることでベルトのバックル部分を隠せるため、こちらも製品に傷をつけるリスクを軽減できるでしょう。

 

機能面で重視すること

製造・工場作業の中でも精密機械を取り扱う工場では、作業に支障をきたす恐れがあるため、静電気やほこりなどを取り除いてくれる作業着があると便利です。

 

制電・帯電機能がある作業着を選ぶと安心でしょう。

 

着心地で重視すること

製造・工場作業で着る作業着の場合、着心地で重視することは、速乾性、吸水性に優れていることです。この2つが揃っていれば、夏場に汗をかいても作業着が吸ってくれますし、洗濯後も乾きやすいというメリットがあります。

 

また抗菌消臭加工がされている作業着を選ぶことで、長時間着用していても臭いを気にすることなく快適に作業できるでしょう。

 

2:電気工事・電気設備工事の場合の選び方

電気工事・電気設備工事で作業する方の場合、素材や機能性はもちろん、動きやすさも兼ね備えた作業着選びが重要です。暑さなどで集中力が途切れないよう、清涼感のある素材を選ぶのも大切です。

 

最近は、業務の専門性に合わせ機能の充実した作業服も販売されています。

 

デザイン面で重視すること

デザイン面では、スタイリッシュさだけではなく、実際に作業する方の使い勝手の良さが反映されている、実用性も兼ね備えたものを選びましょう。

 

作業現場によっては、高い制電製品を選ぶことも大切です。

 

機能面で重視すること

電気工事・電気設備工事に携わる方の作業着の場合、制電性が求められます。作業着を選ぶ際には、JIS規格に対応している帯電防止作業服を選ぶと安心です。

 

また、吸汗速乾性に加えて、接触冷感機能のある作業服は、集中して作業ができるためおすすめでしょう。

 

 

出典:難燃作業服の新しい JIS 規格が制定されました|一般財団法人カケンテストセンター
参照:file:///C:/Users/MatsutaniKaho/Downloads/132-1_2018-11_nannensei.pdf

 

着心地で重視すること

電気工事・電気設備工事の場合の作業服は、丈夫であることと、動きやすい作業着を選びましょう。

 

体の動きを妨げないよう立体カットされているものもあります。そのような作業着を選ぶことで、細かな作業から大きく動くような作業場面でも体の負担を軽くできるため、気持ちよく作業できるでしょう。

 

3:建設・建築作業の場合の選び方

建設・建築作業に携わる方の作業着は、1日中動き回って作業することが多く、仕事内容がハードなため、それをサポートする作業着を選ぶことが大切です。

 

耐久性があり丈夫な素材であることはもちろん、体の動きを妨げない作業着を選ぶようにしましょう。

 

デザイン面で重視すること

建設・建築の現場では、さまざまなタイプの作業着が使用されています。デザインとしては、袖ペンポケットやものが落ちづらい逆玉のポケットなど、実用的な工夫がされています。

 

高所での作業であれば、膝の曲げ伸ばしや足を高くあげた場合でも、ズボンに引っかかることなくスムーズに動けるように、ニッカポッカが使われている作業服もあります。また、このダボ付きが障害物に触れることで、足元の危険を察知しやすくなるでしょう。

 

機能面で重視すること

建設・建築作業で使用する作業着の選び方は、何度洗濯してもヨレにくく加工が落ちない、耐久性のあるものが数多く販売されています。

 

消臭・抗菌機能が備えられた作業であれば、臭いを気にすることなく、作業に集中できます。そのため耐久性と消臭・抗菌機能に優れた作業着を選ぶのがおすすめでしょう。

 

着心地で重視すること

建設・建築作業で使用する作業着は、建築現場では動き回ることが多いため、それに応じた作業着を選ぶことで快適に作業ができます。

 

また、屋外の作業もあるため、冬場では防寒・保温性が高く、軽い素材のものを選べば、動きやすく作業がスムーズに進められるでしょう。

 

冬に重宝する作業着の種類3つ

冬場に着る作業着は、防寒対策がされているものを選びたいと考える方が多いでしょう。防寒できないと身体は冷え切ってしまい、作業に支障をきたしかねません。事故や怪我にもつながる可能性があります。

 

ここからは、防寒対策軽防寒服やアウター防寒作業服、電熱服についてご紹介します。防寒対策をしっかりしたうえで、作業に影響の少ないものを選ぶようにしましょう。

 

1:軽防寒服やアウターの特徴

軽防寒服やアウターの特徴は、いつも着ている作業着の上からすぐに羽織れるところです。屋外で使用する場面が多いため、風を通さない、水を弾くなどの性質を持った素材のものが重宝します。

 

ナイロンやポリエステル、綿とポリエステルを合わせたT/Cという素材を使ったベストやアウターがおすすめでしょう。

 

2:防寒作業服の特徴

防寒作業服と言えば、以前は中綿の入ったものが主流でしたが、現在は、吸湿発熱素材や遠赤外線発熱素材など、特殊な繊維を利用したものが多く販売されています。

 

特に、汗や、身体から自然に発生する水蒸気などを利用して発熱する素材「吸湿発熱素材」を活用した製品は、最近はアウターなどの上着にも使用されることが増えてきています。

 

 

冬場に重宝するのはもちろんですが、冷凍倉庫など1年中寒い場所で作業する方にとってはなくてはならないアイテムでしょう。

 

3:電熱服の特徴

電熱服とは、電気を使用することで服自体を温め、素早く身体を暖かくすることのできるワークウェアのことです。衣服に内蔵されている発熱体にバッテリーを接続し、電気の力で発熱させます。

 

多くの電熱服は、バッテリーの電圧によって温度の変更が可能なため、作業環境に合わせて体感温度を自由に変えることができます。

 

 

身体を冷やすことなく作業ができるため、体調を崩すことも減らせるでしょう。

 

作業着に合わせる小物の種類

作業着は、それ単体として着ることもありますが、寒さの厳しい冬場は、その上にアウターを羽織って作業することも場合によってはあるでしょう。しかし、上に重ね着をしてしまうと作業に支障が出るためアウターを着られない場合もあります。

 

そのような場合には、作業着に合わせる小物次第で防寒対策が可能です。

 

 

作業に合わせる小物として、保温インナーと高機能手袋についてご紹介します。

 

保温インナーの特徴

保温インナーの特徴は、身体にぴったりと密着し、薄手なのに高い保温性を持っていることです。その代表的なものとして、コンプレッションウェアがあります。

 

コンプレッションウェアは、元々はスポーツ選手が愛用していたため、身体を動かしづらくさせる要素は少ないでしょう。作業着の下に身につけてもごわつくことなく、動きやすいと言えます。

 

 

スポーツメーカーから発売していますが、最近では作業着のメーカーからも発売されています。作業服に特化した作業着メーカーが発売しているため、暖かさのキープとともに吸水性・速乾性も優れている商品が多いのでおすすめです。

 

高機能手袋の特徴

保温に優れた高機能手袋も数多く販売されています。手先が寒さによりかじかんでしまっては、作業効率が下がりますし、怪我や事故につながりかねません。裏地にフリース素材やボア素材を使用して暖かさをキープしつつ、外側は滑りづらくものを持ちやすいタイプなどがあります。

 

冬の作業現場や、冷凍倉庫などで作業をする方にとっては、作業効率をグッと上げることができるでしょう。

 

作業着に付いた汚れの洗い方

ここまで作業着について、それぞれの特徴や業種別のおすすめの選び方についてご紹介しました。

 

屋内・屋外問わず、作業着を着て1日中作業するため、汚れがつきものです。頑固な汚れを落とすため、日々奮闘している方もいらっしゃるでしょう。

 

 

ここからは、作業着についた汚れの洗い方についてご紹介します。手強い汚れの代表とも言える「油汚れ」と「泥汚れ」の洗い方について説明します。ちょっとしたひと手間で汚れ落ちしやすくなりますので、参考にしてみてください。

 

油汚れの場合

油汚れの付いた作業着を、そのまま洗濯してもなかなかきれいに汚れが落ちないことも多いことでしょう。このような場合、下洗いすることで汚れを浮かせることができるため、効果的に落とすことができます。

 

石油や機械油などの油汚れは、洗濯洗剤を直接つけることで汚れに直接作用し、効果的に汚れを落とせます。また、40度ほどのお湯に溶けやすいことも利用すると良いでしょう。

 

 

洗い方の手順は、液体の洗濯洗剤を汚れに塗り込み、軽くもんでなじませます。そして洗濯洗剤と漂白剤をラベル表示記載の量を溶かしたお湯に作業着を浸し、1〜2時間ほど浸け置きします。その後、水ですすいだ後、通常通り洗濯します。

 

 

注意点として、漂白剤を使用する際には、作業着が色落ちする場合があるため、作業着の洗濯表示を確認した上で漂白剤の種類を選びましょう。また、目立たない場所で確認してから汚れ落としに使用しましょう。

 

泥汚れの場合

泥汚れが付いた作業着の場合、まず泥を乾かし使い古しの歯ブラシなどを使って入念に掻き落としておくことで、汚れ落ちが格段に違います。

 

泥汚れは、細かい砂などが作業着の繊維の奥に入り込んでいる状態なので、そのまま洗濯しても余計に泥汚れが奥に入り込んでしまいます。

 

 

乾かした泥を掻き落とした後、40度ほどのお湯に洗濯洗剤を溶かし、浸け置きします。汚れの程度に応じて1~2時間から半日程度おきましょう。そうすることで、汚れを浮かせ落ちやすくします。

 

 

その後、汚れている部分に食器用洗剤を垂らしもみ洗いしてから、通常通り洗濯します。泥汚れは、放置すればするほど落ちにくくなりますので、できるだけ早く対処しましょう。

 

作業着の種類を把握しましょう

作業着にはさまざまな種類、特徴を持ったものがあります。業種によって、おすすめの作業着の形や素材が異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

また、最近ではスタイリッシュでありながら機能も充実した作業着も豊富です。これらの種類を把握して、作業現場に応じた自分にぴったりの作業着を選びましょう。