サビ汚れが付いた作業着の洗い方|注意点や対策もあわせて解説! 2021.08.26

なぜ作業着に付いたサビ汚れは落ちにくいの?

サビ汚れは、金属が服に付着したあとにサビてしまうとできるものです。

 

金属が酸素と水と結合することでサビとなり、衣服の表面に貼り付いてしまうため、落ちにくい汚れとなります。

 

 

泥などの服に染み付いてしまう汚れとは異なり、通常通り洗濯するだけでは落とせません。このサビ汚れを落とすのには、化学反応を用いて金属を分離させるなど、工夫が必要です。

 

サビ汚れにはどんな種類があるのか

同じサビ汚れにもいくつかの種類があるため、どのような種類があるのか紹介していきます。

 

一般的なサビとしてイメージされやすいのは赤サビで、鉄が空気や水に触れて酸化することで発生し、金属を脆く腐食させます。

 

 

黒サビは鉄を加熱するとできるサビで、人工的に発生させて鉄を赤サビから守る効果があります。青サビは銅、真鍮にできる緑色のサビで、水分や塩分によって発生するサビのことで、白サビはアルミニウムなどに発生するサビで、水などが原因でアルミの表面に発生します。

 

 

このように、サビは多くの金属にできるもので、原因もさまざまです。

 

作業着にサビ汚れが付く要因

それでは、作業着にサビが付いてしまう要因について見ていきましょう。

 

作業着にサビが付いてしまうのは、作業している場所に要因があります。作業する場所に鉄の製品がある場合はサビを避けるのは難しく、これに伴ってサビ汚れを避けることも難しいでしょう。

 

 

しかし、気をつけていれば避けられる要因もあるため、普段から注意することでサビ汚れを減らすことができるでしょう。

 

舞っている鉄粉が付着するため

サビ汚れの要因のひとつは、鉄製の金属から発生した鉄粉が服に付着するためです。

 

服に付いた鉄粉が水や空気にさらされ、酸化することでサビ汚れとなって服に付着します。鉄粉が付着したことで発生するサビ汚れは避けるのが難しいため、汚れを落とすのにはしっかりとアプローチしてくれる方法で洗う必要があります。

 

金属のサビている部分に触れたため

サビ汚れのもうひとつの要因は、鉄などの金属のサビている部分に服が触れてしまうことです。

 

作業しているうちに金属のサビに直接服が当たってしまうことで、サビ汚れが移ります。鉄のサビている部分に触れないように注意することで避けられますが、作業しているときは服に気を配れない場合もあるため、完全に避けるのは難しいでしょう。

 

サビ汚れが付いた作業着の洗い方5つ

ここからは、サビ汚れが付着している作業着の洗い方についてご紹介します。

 

サビ汚れは酸化した鉄が作業着の表面に付着しているため、酸性の液体などを使用することで布地からサビを引き剥がすことができます。

 

 

酸性の物質であればサビ汚れに有効なため、これから紹介するものの中で使いやすいものを選び、サビ汚れに対処しましょう。

 

1:クエン酸を使用する

1つ目の方法は、クエン酸を使用することです。

 

クエン酸を使ってサビを落とすためには、ふきんやキッチンペーパーなどにクエン酸を付けて汚れている部分を覆うか、ぬるま湯にクエン酸を溶かした液でしばらくつけ置きします。

 

 

しばらく待つとサビが浮いてくるため、ブラシなどで擦るとサビを取ることができるでしょう。

 

2:レモン果汁を使用する

2つ目の方法は、レモン果汁を使用することです。

 

レモンをしぼった汁や、市販のレモン果汁をサビ汚れに塗って使います。

 

 

注意すべきポイントとしては、サビ汚れを取るのと同時に、服に付いたレモン果汁が黄ばみの原因になってしまうため、しっかり洗い落とす必要があることです。水で念入りに洗ったり、台所用の中性洗剤を使って洗浄しましょう。

 

3:酸素系漂白剤を使用する

3つ目の方法は、酸素系漂白剤を使用することです。

 

酸素系漂白剤を汚れている箇所に塗りこんだら、洗濯用洗剤を入れたつけ置き液に作業着をつけてしばらく待ちます。

 

 

あとは普段通りに洗濯することで、問題なくサビ汚れを落とすことができるでしょう。

 

4:重曹を使用する

4つ目の方法は、重曹を使用することです。

 

重曹でサビ汚れを落とす場合は、汚れを分離させるというよりはこすって落とす形になります。

 

 

水と重曹を混ぜた液体をサビ汚れの部分に塗り、しばらく待ったあとにブラシやメラミンスポンジなどを使って擦ると汚れが落とせます。

 

 

汚れが落ちにくい場合は、重曹の割合を増やすことで汚れを落とす効果を高められるでしょう。

 

5:台所用洗剤と酢を使用する

5つ目の方法は、台所用洗剤と酢を使用することです。

 

この方法では、まず酢を汚れに塗ってしばらく待ったあとに、台所用中性洗剤を汚れの箇所につけて酢を洗い流します。

 

 

そのあとに作業着を洗濯機で洗えばサビ汚れ落としは完了です。

 

 

注意するポイントとしては、果実酢などでなくシンプルな酢を使うことと、酢をつけてから待つ際に時間をかけすぎてしまうと衣服に酢の匂いがついてしまうことが挙げられます。酢をつけたあとは、長時間放置しすぎないように気をつけましょう。

 

作業着のサビ汚れを洗うときの注意点

ここからは、自宅で作業着のサビ汚れを洗うときに注意すべき点について見ていきます。

 

自宅にあるものを使って、サビ汚れを落とす方法について紹介してきましたが、方法によっては作業着を傷めてしまう場合もあります。

 

 

それでは、サビ汚れを洗い落とすときの注意点についてご紹介します。

 

事前に洗濯表示タグをチェックする

まず注意したいポイントは、洗濯をする前に洗濯表示タグをチェックすることです。

 

今回紹介したサビ汚れ落としの工程では、つけ置き洗いする場合が多いため、作業着によっては色移りや色落ちが起きてしまうことがあります。

 

 

また、長い時間つけ置きしていると生地が傷んでしまったり、黒ずみができてしまったりする可能性があるため、素材に注意し、それぞれの服に合った方法で洗濯しましょう。

 

どうしても落ちないときはクリーニング店へ依頼する

自宅で洗っても効果が薄く、汚れがどうしても落ちないというときは、クリーニング店へ依頼する方がいいでしょう。

 

サビ汚れが完全に落ちず、うっすらと残ってしまった場合など、無理に汚れを落とそうとすると衣服を傷つけてしまうことにつながりかねません。

 

 

身の回りのものでサビ汚れを洗浄するのには限界があるため、きれいに落としたい場合や、作業服を傷つけたくない場合は、自分で無理して解決するのではなくクリーニング店へ依頼することをおすすめします。

 

作業着のサビ汚れへの対策

ここまではサビ汚れを落とす方法について見てきましたが、作業着の選び方で対策することもできます。

 

サビ汚れを自分の力だけで防ぐことは難しいですが、防汚加工が施されている作業着を着ることで汚れが付きにくくなり、さらに洗濯した際にも汚れが落ちやすくなります。

 

 

作業している場所の環境上、サビ汚れが頻繁にできてしまうという場合は、防汚加工の作業着を購入することを検討してみましょう。

 

 

防汚加工であっても安価な商品も存在するため、使ったことがないという方は購入してみるといいでしょう。

 

サビ汚れが付いた作業着の洗い方を試そう

ここまで、サビ汚れについてとサビ汚れの落とし方についてご紹介しました。

 

サビ汚れは普通に洗濯するだけではなかなか落とせない汚れですが、身近なものを活用することで落とせるようになります。自分で洗う場合はもちろん注意が必要ですが、特別な道具がなくても汚れを落とせるというのが利点です。

 

 

作業着のサビ汚れに悩んでいる方は、ここで紹介した洗い方を参考にして、自宅にあるもので試してみてください。