作業着を洗濯機で洗うと壊れる可能性とは?防ぐ方法8選とニオイの注意点 2021.07.19

作業着を洗濯機で洗うと壊れる可能性とは?

作業着を洗濯機で洗うと、洗濯機が壊れる可能性があるといわれています。

 

作業着は普段着以上に汚れやすいものです。洗濯機で洗えれば楽ですが、壊れてしまうのなら、洗濯機を使うわけにはいきません。実際のところはどうなのか、詳しく説明します。

 

洗濯機の壊れる可能性が高い汚れの種類

作業着を洗うと洗濯機が壊れる理由は、汚れの種類が一般的な服装と違うからです。作業着には、洗濯機を傷めやすい汚れが付着することがあります。

 

どのような汚れなのか、いくつかの種類を挙げて、それぞれの特徴を説明します。

 

1:油汚れ

機械油などで汚れた作業着を洗濯機で洗うと、洗濯機が傷む原因になり、壊れてしまうこともあります。

 

そもそも洗濯機では、油の処理を想定していません。多少ならともかく、ひどい作業着の油汚れは、洗濯機を壊す可能性があります。

 

 

ガソリン・灯油などが付着した作業着を洗濯機に入れると、爆発・火災の恐れもあります。汚れの程度にもよりますが、油汚れは洗濯機で洗うには合わないタイプの汚れといえます。

 

2:サビ汚れ

作業着のサビ汚れも、洗濯機が壊れる原因になる可能性があります。

 

サビは洗濯機の樹脂やステンレスを傷め、劣化させる恐れがあります。また、丸盤などを腐食させるケースもあります。

 

 

作業着のサビ汚れで洗濯機が壊れると決まっているわけではありませんが、そもそも洗濯機では作業着のサビ汚れは落とせません。まずは別の洗濯方法を試みるとよいでしょう。

 

3:鉄粉

鉄工所などで着用されている作業着には、鉄粉がたくさん付きます。

 

鉄粉が付着した作業着を洗濯機で洗った場合、洗濯機のフィルターが詰まったり、サビが発生したりする恐れがあります。これらが原因となり洗濯機が壊れる可能性があるでしょう。

 

作業着を洗濯機で洗うと壊れる原因

作業着を洗濯機で洗った場合、作業着の汚れが排水口や排水ホース、フィルターなどで目詰まりしてしまう恐れがあります。そうなると、排水機能が働きにくくなります。

 

また、ガソリンや灯油など引火性のある汚れが付いた作業着を洗濯機に入れると、爆発・火災の恐れもあります。

 

 

さらに、作業着の汚れが洗濯槽の底に沈殿した場合、パルセーターという部分に汚れがびっしり付着し、回転しにくくなり、故障につながることもあるでしょう。

 

作業着洗いの洗濯機が壊れる可能性を防ぐ方法8選

作業着を洗濯機で洗うと壊れる可能性がありますが、故障を防ぐ方法もあります。どのような方法なのか、8点に分けて解説します。

 

ポイントは作業着をすぐに洗濯機に入れないことです。

 

1:事前に鉄粉をブラッシグで落とす

鉄粉が付着した作業着は、洗濯前にまず鉄粉をブラッシングで落とします。使うブラシは、洋服ブラシや洗濯ブラシなどです。ブラッシングする際は、家の外で行うようにしましょう。

 

やむを得ず室内でブラッシングする場合は、ごみ箱の上で行います。その際に鉄粉が周りに散乱しますので、ブラッシングの後には必ず掃除機をかけてください。作業着についた鉄粉は小さのものですが、床に散乱したままにしないように注意しましょう。

 

2:事前に手もみ洗いをする

作業着の汚れの種類によって洗い方は多少異なりますが、どの汚れの場合も事前に手もみ洗いをしてみましょう。洗濯用固形せっけんや中性洗剤などを使い、汚れた部分を丁寧に手で洗います。

 

ただし、あまりごしごしと洗いすぎるのはよくありません。作業着の生地を傷めてしまいます。生地が傷むことを想定し、作業着を2~3着用意しておくか、洗濯の頻度を多くしすぎないようにするとよいでしょう。

 

3:別鍋で作業着をお湯(約50℃)と食器用洗剤と重曹で煮る

油汚れを落とすのに効果がある方法は、食器用洗剤または洗濯せっけんと、重曹による煮洗いです。

 

まずは、ほうろうやステンレスの鍋を用意します。お湯を沸かし、重曹を溶かして作業着を入れます。そして、約15~20分くらい煮ます。火を止めて、冷やしてから作業着を取り出して、完了です。

 

 

ポイントは、重曹をよく溶かすことです。溶けていない重曹がついた繊維部分は傷むことがあるので、注意しましょう。

 

4:洗濯ボールを使う

洗濯ボールは洗濯物と一緒に洗濯機に入れることで、水の循環をよくしてくれるグッズです。水の循環がよくなると、衣類同士の絡まりが防げるほか、汚れ落ちがよくなる効果が期待できます。

 

前処理が済んだ作業着を洗濯機で洗う場合も、まだ汚れは残っています。そこで使用したいのが洗濯ボールです。

 

 

洗濯ボールにはいろいろな種類がありますが、作業着の洗濯におすすめなのはセラミック・マグネシウムタイプです。洗剤の効果を高めるだけではなく、油脂分の分解にも役立ちます。また、洗濯槽の掃除もでき、故障の防止に一役買ってくれるでしょう。

 

5:事前にお湯(60~70℃)で2時間つけ置きする

作業着の汚れが油汚れや泥汚れの場合は、つけ置き洗いが効果的でしょう。つけ置き洗いで汚れを落としておけば、あとで洗濯機を使った際に残った汚れがキレイに落ちます。また、つけ置き洗いをすることで、汚れによる洗濯機の故障を防ぐことができます。

 

作業着をつけ置き洗いする際、まずつけ置き液を作ります。使用する場所は、シンクや洗濯機などです。作り方は、洗剤と漂白剤をお湯に溶かします。お湯の温度は、シンクを使用する場合は60~70℃程度、洗濯機の場合は40℃程度にします。

 

 

洗剤は液体洗剤と粉末洗剤のどちらでも構いませんが、粉末洗剤の方が洗浄力が強いとされています。

 

 

次に作業着をつけ置き液に浸し、2時間ほど待ちます。これでかなり汚れが落ち、ニオイも取れるでしょう。あとは、シンクでつけ置き洗いした場合は軽く水を切り、洗濯機に移して洗濯します。洗濯機でつけ置きした場合は、そのまま洗濯します。

 

6:クリーニングに出す

作業着は自宅でも洗濯ができますが、洗濯機を傷めたくない、汚れがひどいなどの場合、クリーニングに出すのもおすすめです。

 

クリーニング屋は家庭の洗濯機で落としきれない汚れを落としてくれます。クリーニング屋の洗濯機が壊れることもありません。

 

 

ただし、クリーニングに出すときにはいくつか注意点があります。次のような場合は、受付を断られることがあります。

 

 

1.作業着の汚れやニオイがひどい
2.作業着にほつれや破れがある
3.特殊なボタンがついている
4.洗濯表示がない

 

7:作業着専用の洗剤を使う

作業着の汚れはしつこいので、普通の洗剤ではなかなか落ちません。一方、作業着専用の洗剤なら汚れ落ちの効果が大きくなるでしょう。汚れの種類に応じたタイプも販売されています。

 

作業着専用洗剤で作業着を洗うことで、汚れが洗濯機に付着しにくくなるので、壊れる原因を抑えることもできるでしょう。

 

8:セスキ炭酸ソーダで予洗いをする

セスキ炭酸ソーダは重曹と同じアルカリ性ですが、より水に溶けやすく、油汚れ、タンパク汚れへの効果が大きいとされています。

 

そのため、セスキ炭酸ソーダを予洗いに使用することで、洗濯機の汚れや傷みを防止できるでしょう。

 

作業着を洗濯機で洗う際に起こるニオイの注意点

作業着には汚れだけではなく、汗のニオイや生乾きのニオイなどが付着しています。作業着のニオイが洗濯機に移り、その洗濯機で洗う別の衣類にもニオイが移るという悪循環が起こる恐れがあります。

 

このようなことを避けるためには、洗濯槽のケアが必要です。その方法をまとめました。

 

洗濯槽のケア方法

作業着に含まれる水分、汗、皮脂などを栄養として、雑菌が生み出される環境が作り出されます。そのような状態で洗濯機に入れて洗濯をすれば、洗濯槽に嫌なニオイが発生するでしょう。

 

ニオイの原因を放置せず、定期的に洗濯槽をケアしましょう。以下のような方法があります。

 

 

1.専用洗剤を使って、洗濯槽を掃除する
2.排水トラップと排水口内を掃除する
3.自分で掃除がうまくできなければ、プロに頼む

 

 

洗濯槽の洗剤には酸素系や塩素系などがありますが、酸素系は半年に1回くらい、塩素系は2か月に1回くらい使うとよいでしょう。

 

作業着を洗濯機で洗う際は下洗いをしよう

作業着は普通の衣服よりも汚れやすく、汚れも落としにくいため、いきなり洗濯機に入れると汚れが移るうえに、洗濯機が壊れる可能性もあります。

 

作業着の洗濯にあたっては、まず下洗いをしっかりしましょう。下洗いである程度汚れを落としておけば、洗濯機も汚れにくくなり、壊れるのを防ぐこともできます。