作業着のクリーニングは必要?依頼するタイミングや3つの利点と料金相場を解説 2021.07.08

汚れた作業着もクリーニングに出せる

家庭ではどうしても落ちない油汚れやシミなどがある場合、クリーニングに出してみましょう。衣類のプロに任せると適切な方法で対処してくれますし、定期的にクリーニングに出せば長持ちしやすくなります。

 

ただし、作業着の状態や店舗によっては受付不可の場合があることも覚えておきましょう。例えば、破損がひどい場合は断られることがあります。また、濡れた作業着や汚れ・臭いがひどいもの、洗濯表示がないものは受付できない場合があるので注意が必要です。

 

 

注意点に気を付ければ、クリーニング店の活用は便利です。では、クリーニング店に作業着のお手入れを頼むメリットは何でしょうか。また、どのタイミングで依頼し、料金や日数はどのくらいかかるのでしょう。今回は作業着クリーニングについて詳しく解説します。

 

クリーニング店に作業着を出す5つのタイミング

では、クリーニング店に作業着を出す場合、どのようなタイミングで持ち込んだらよいのでしょうか。

 

ここでは、タイミングの例として5つをご紹介しますので、作業服クリーニングを検討されている方は参考になさってください。

 

1:家庭で洗濯してもシミや汚れを落とせない場合

シミや汚れが自宅の洗濯ではなかなか落とせない場合、クリーニングに出しみましょう。

 

市販の洗濯用洗剤は家庭向けに作られているため、洗浄力が不十分な場合があります。クリーニング代を節約しようと頑張っても、逆に洗剤や水道などの費用や洗う手間がかかるケースもあるため、プロの力を借りるほうが適切です。

 

2:臭いが染みついて取れない場合

汚れの蓄積により作業着に臭いが染みついて取れない場合もクリーニングに出してみましょう。

 

生乾きで臭う場合は洗濯方法を変えれば家庭でも対処できます。しかし、家庭では落ちない汚れが蓄積され、雑菌が繁殖して臭う場合はクリーニングに出すほうがよいでしょう。これは、作業着の繊維の奥に菌がついたままになっている可能性があるからです。

 

 

特に汗や皮脂汚れは家庭で落ちにくく、そのままにすると不衛生です。汚れや臭いがこびりつく前に、クリーニングに出しましょう。

 

3:汚れをすぐに落とせなかった場合

汚れを蓄積させないためにも、家庭での洗濯ですぐに落ちないとわかった時点でクリーニングに出してみましょう。

 

汚れの種類によって対処方法は異なりますが、誤った方法で対処すると汚れは広がってしまいます。自宅で頑固な汚れを落とそうとした結果、逆にひどくなる場合もあるでしょう。普段の洗濯方法で落ちない場合、汚れが定着してしまう前にクリーニングを利用してみましょう。

 

4:一定期間着用した後

長く大切に使うためにも、時期を決めて一定期間着用したらクリーニングに出すようにしましょう。

 

例えば、冬服や夏服の衣替え時期はよいタイミングです。作業着の状態をチェックしてクリーニングに出せば、次のシーズンでは清潔な状態で着用できます。定期的にクリーニングに出すことで汚れや臭いが蓄積されにくくなり、長期間着用しやすくなるでしょう。

 

5:勤務していた会社を退職した場合

退職で作業着を返却する時には、マナーとしてクリーニングに出してから返しましょう。

 

会社から支給された作業着は、会社から「借りている」ものです。「クリーニングしてから返却」といった文言が契約書になくても、退職時にはクリーニングに出して綺麗にしてから返しましょう。ただし、洗濯不要やクリーニング不要の指示があれば従いましょう。

 

 

なお、作業着のクリーニング代は自己負担になるケースが少なくありませんが、会社によっては会社負担や経費となるケースもあります。退職前に返却方法とともに確認しておきましょう。

 

クリーニング店で作業着を洗う3つの利点

では、クリーニング店に作業着を任せるとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、自宅での作業着の洗濯と比べながら、クリーニング店で洗うことの3つのメリットについてご紹介しましょう。

1:特殊素材で作られた作業着の洗濯が可能

クリーニング店では、自宅では洗濯できないような特殊素材の作業着のお手入れができます。

 

例えば革やウール、シルクなどは自宅で洗濯する方法もありますが、縮みやすく高価であることを考えると、クリーニングに出すほうがよいでしょう。また、作業着についたマークやロゴなどの刺繍は傷む場合がありますのでクリーニングに出すほうがよいケースもあります。

 

2:家庭での洗濯では叶わない洗浄力

クリーニング店は洗濯に関する技術と知識があり、汚れに適した洗浄力で洗えるため、頑固な汚れも落ちやすくなります。

 

クリーニング店は洗濯のプロです。汚れの種類に合わせた落とし方を熟知しており、適切な方法でスピーディーに洗濯してくれます。確かに家で洗濯するよりもクリーニング代がかかりますが、最終的な手間やコスト、確実性を考えると任せたほうがよいケースもあるでしょう。

 

3:作業着を傷める可能性が少なくなる

クリーニング店は適切な洗濯方法で洗ってくれるため、家庭で洗うよりも作業着を傷めるリスクが減ります。

 

シミや汚れがなかなか落ちないからと何度も洗濯機にかけると、作業着は汚いままで単に傷むだけになってしまうこともあるでしょう。そうなる前にクリーニング店に任せると、作業着を傷めずに汚れを落とせる場合があります。

 

クリーニング店での汚れの落とし方4種類

では、クリーニング店に作業着のクリーニングを依頼する場合、どのような方法で対処してくれるのでしょうか。ここでは、クリーニング店での汚れの落とし方として、4種類について紹介していきます。

1:ドライクリーニングによる洗い方

ドライクリーニングとは、石油や塩素を原料とした「有機溶剤」で汚れを落とすクリーニングです。この方法は、主に2種類の作業着に向いています。

 

一つは、防寒着やセーターなど水に弱い作業着です。型崩れや色落ちせずに汚れを落とします。もう一つは、油汚れなど油溶性の汚れや汗など水溶性の汚れが付着した作業着です。水溶性の汚れを落とす際は、専用洗剤と微量の水で汚れを落とします。

 

2:ウェットクリーニングによる洗い方

ウェットクリーニングは水を使う洗い方ですが、ダメージをできるだけ抑えながら洗濯する方法です。

 

この方法は、痛みやすく、本来ドライクリーニングで洗うべき衣類に対して使われます。ドライクリーニングでも水溶性の汚れを落とせることがありますが、中にはしつこくて落ちにくい汚れもあります。そのような場合に使われるのがウェットクリーニングです。

 

 

作業は手間がかかるため、画一的なクリーニングでは得られない仕上がりになります。一方で、高度な技術を要するため、店舗で仕上がりに差が出たり、値段が上がりやすかったりするデメリットもあります。

 

3:ランドリークリーニングによる洗い方

ランドリークリーニングとは、水で洗える作業着を温水で洗う方法です。

 

この方法は、大型の専用洗濯機や温水、専用洗剤を使う点が家庭での洗濯方法と異なります。優れた漂白力や洗浄力で、ワイシャツや水で洗える素材の作業着などの汚れを落とします。

 

4:頑固なシミを落とすシミ抜き

各クリーニング店のそれぞれの方法で、しつこい汚れを落とすのがシミ抜きです。

 

クリーニング店のシミ抜きは、使う薬剤や技術が家庭でのシミ抜きとは異なります。それだけではなく、店によっても方法や技術、料金が変わります。無料で対応するお店もあれば、高度な技術を要するため別途料金が必要な場合もあるでしょう。

 

 

したがって、持ち込む際はクリーニング店に確認することをおすすめします。

 

クリーニング店は宅配型と店舗型とがある

クリーニング店には、宅配型と店舗型という2つの形態があります。最近はその利便性の高さから宅配型も増えていますが、店舗型にも宅配型にはないメリットがあります。ここでは、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

宅配型クリーニング店のメリット・デメリット

宅配型クリーニングは、利便性の高さやお得感がメリットになる一方で、受け取りまでの日数やプロへの相談という点でデメリットがあります。

 

宅配型クリーニングとは、宅急便を使って持ち込みや受け取りができるサービスです。インターネットなどで申し込み、自宅にいながら持ち込みや受け取りができる点が便利です。料金がわかりやすいことが多く、まとめて出せばリーズナブルになる場合もあります。

 

 

一方で、宅急便でのやり取りとなることから、店舗型よりもスピーディーさにはかけます。また、問い合わせフォームなどを設ける会社はありますが、直接会って話せないため、補修が必要かどうかや値段の相談などはできません。

 

店舗型クリーニング店メリット・デメリット

店舗型は、直接会って相談できる安心感や早く受け取れることがメリットになる一方で、取りに行く手間や受け取り時間が限られている点がデメリットです。

 

店舗型に依頼すると、顔を合わせてやり取りできるため、汚れ具合や料金プランについて相談できます。また、出来上がったら直接取りに行けるため、宅配型よりもスピーディーです。

 

 

一方で、忙しい方や大量の作業着を依頼する方にとって店舗に取りに行くのは手間になることがあります。また、店舗型は営業時間が決まっているため、それに合わせて受け取りに行かなければなりません。

 

クリーニングに要する日数の目安

店舗型の場合、店やプランによって様々ですが、3日前後を目安と考えておきましょう。

 

クリーニング店によってサービスは様々で、午前中に出せば即日仕上げに対応する店もあります。また、店舗の休みで受け取りが延びる場合もあるでしょう。さらに、オプションを付ける場合や宅配型の場合は日数が延びることがあります。

 

作業着クリーニングの料金相場はどのくらいか

作業着をクリーニングに出す場合の値段の相場は、店舗だとおおよそ1,000円前後です。上下別々の作業着の場合、相場は1,000〜2,000円程度になります。

 

また、宅配型の場合は店舗型より高くなる場合がありますが、作業着専門のクリーニング店に依頼すると安い料金になるケースもあります。さらに、シミ抜きはオプション料金が必要になる場合もありますので、HP等でチェックしておきましょう。

 

作業着の汚れは家庭でも落とせる?

汚れの程度によりますが、適切な対処方法なら家庭でも作業着の汚れを落とせる場合があります。その際、汚れに合った方法でなければ、逆に生地を傷めたり、汚れがひどくなる場合もありますので注意しましょう。

 

ここでは、クリーニングに出すほどではない汚れを落とす方法やポイントについてご紹介します。

 

作業着洗いは前処理が肝心

汚れや臭いがひどい作業着を綺麗にするためには、洗濯機での本洗いだけでなく、その前のもみ洗いやつけ置きなど前処理がポイントです。前処理をおこなうことで、その後洗濯機を使った場合の仕上がりが変わる場合があります。

何による汚れかで対処法が異なる

汚れの原因によって必要となる対処法が異なるため、適切な方法を知っておきましょう。ここで、7つの汚れの対処法をご紹介しますので、作業着の汚れにお悩みの方は参考になさってください。

食品系の油

食品系の油は、本洗いする前に漂白剤やこすり洗いで前処理しておきましょう。

 

食品系の油汚れは、時間が経つと落ちにくくなるため、早めの対処が肝心です。汚れた部分に、液体酸素系漂白剤を塗ってブラシでこすってから洗濯しましょう。

 

 

その際、中性洗剤のほうが向いている場合もあります。例えば、食べ物と油が混じったものなら漂白剤のほうが早いですが、食品系の油のみなら中性洗剤で落ちる場合があります。また、生地によっては漂白剤に向かないものもありますので、洗濯表示のチェックが必要です。

 

機械油

機械油汚れの場合、お湯でつけ置きしてから洗濯しましょう。

 

前処理では、洗濯洗剤を入れたお湯につけ置きし、汚れがひどいならブラシで軽くこすります。その後洗濯機にかけますが、可能ならここでもお湯で洗濯しましょう。

 

錆汚れの場合、もみ洗いで前処理してから洗濯しましょう。

 

もみ洗いの際に使うとよいのが、中性洗剤と酢を混ぜたものです。これは繊維に入り込んだ鉄分を酸化させて汚れを落としやすくするために使います。汚れが浮いたらブラシで軽く叩き洗いし、汚れが取れてから洗濯機にかけましょう。

 

汗の場合、ぬるま湯と洗濯用の固形石鹸で前処理してから洗濯しましょう。

 

作業着をお湯につけて洗濯用の固形石鹸を泡立て、汚れた部分をこすり洗いします。特に袖や襟は汗シミが残りやすい部分ですので、注意しましょう。それでも落ちない場合は、漂白剤を入れたお湯につけ置き洗いするのも効果的でしょう。

 

食べ物

食べ物の場合はその種類に合わせた対処方法をおこないましょう。

 

食べ物のシミの場合、液体酸素系漂白剤の原液を塗ってしばらく放置してから洗濯します。取れなければ、こすらず叩くのがポイントです。この時、素材によっては漂白剤が使えないものもありますので、洗濯表示をチェックしておきましょう。

 

 

ガムの場合、氷で冷やしてブラシなどで少しずつはがしてから洗濯しましょう。

 

泥や土

泥や土の場合、物理的に汚れを取る前処理を施してから洗濯機にかけましょう。

 

泥や土の汚れは水に溶けないため、まずは繊維に入ったものを取り除くことが先決です。作業着を乾かした後、洗濯用固形石鹸をつけてブラシなどで掻き出すように洗ってから洗濯します。

 

草汚れの場合、洗剤とブラシを使って前処理を施してから洗濯機にかけましょう。

 

前処理では、液体洗剤を塗り、ブラシなどでこすり洗いを施します。その後、もみ洗いすればさらに汚れが落ちやすくなります。

 

クリーニングを利用し綺麗な作業着で仕事に臨もう

作業着の日々の洗濯は家庭でもできますが、汚れがひどい場合や定期的なお手入れはクリーニング店にお任せすることをおすすめします。

 

汚れがひどい場合、その場しのぎでこすったり水につけたりすると、適切な処理でなければかえって汚れがひどくなる場合もあります。クリーニングを活用すれば、プロの力で汚れに合わせた処置を施してもらえるでしょう。

 

 

クリーニングを利用して、大切な作業着を清潔にキープし、綺麗な状態で仕事に臨みましょう。

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