自分に合う作業着のサイズはどう見つける?採寸方法と選び方のコツ 2021.06.16

作業着のサイズ選びの前に押さえておきたい基本

現場のある仕事、倉庫などの事務など作業着を作る機会がある仕事も多いのではないでしょうか?

 

その際に、自分に合うサイズをどのように選べばいいのか迷ってしまうという方も多いでしょう。

 

 

自分に合う作業着のサイズをどう見分ければいいのか、採寸の方法と選び方について紹介していきます。

 

仕上がり寸法

仕上がり寸法とは、実際の現物の大きさを表わします。

 

実際の衣服を床などに平置きして測ったもので、肩幅・身幅・胸囲・ウエスト・袖の長さ・丈の長さなどを出します。

 

 

仕上がり寸法は完成したものの長さなので、それを目安に自分に合うかどうか確かめることが出来ます。

 

ヌード寸法

ヌード寸法は衣服の寸法ではなく、衣服を着用する人を測った寸法のことです。

 

サイズ表は仕上がり寸法・ヌード寸法のどちらかで表記されているのですが、どちらで表記されているかはそのメーカーによるので、寸法だけでなくどちらの表記なのかを確認しましょう。

 

【3つの種類別】仕上がり寸法の採寸方法とポイント

作業服のサイズを確認するときには、仕上がり寸法のどこを見ればいいのかを考えていきましょう。

 

作業着の場合は、上衣・下衣に分かれている場合と、上下がつなぎの場合があります。それぞれのサイズについて考えていきます。

 

1:上衣の場合

作業着の上衣は、肩幅、胸囲、袖丈、着丈、裄丈の合わせて5か所を測るのが一般的です。

 

肩幅は左の肩先から右の肩先までを、まっすぐにつないだ長さのことです。

 

 

胸囲は袖の縫い付けてある脇の部分を、左から右まで測り2倍にしたものです。作業着はファスナー付きの上衣が多いので、必ずファスナーを閉めて測りましょう。

 

 

袖丈は袖と肩の縫い目から袖口までの長さのことで、着丈は背中の方真中の位置の襟と首の縫い目から、上着の裾までの長さのことです。

 

 

裄丈は後ろ側の襟と首の縫い目の真ん中位置から袖の先までの長さのことを表します。

 

 

自分に合った作業着を作るためにも、5か所をしっかりと測るようにしましょう。

 

2:下衣の場合

作業着の下衣のサイズは、腰囲、股上、股下の3つを測るのが一般的です。

 

腰囲は、腰の最も細い部分をまっすぐ測って2倍にした長さのことです。測る時には、ズボンのファスナーとボタンをきちんと閉めて測るようにしましょう。

 

 

股上は、ウエストに縫い付けてあるベルトの一番上から股下の縫い目までの長さのことです。股下は股の内側の縫い目を上から裾まで測った長さのことで、ズボンの全体の長さから股下を引くと股上の長さとなっています。

 

3:ツナギの場合

作業着のズボンは、現場関係の作業が多い会社では、ツナギのものを採用しているところが多いようです。

 

ツナギのサイズでは、上衣と下衣の丈が1つになった総丈を測る必要があります。

 

 

背中側の真ん中位置の襟の付け根から裾までの長さが総丈となります。

 

ヌード寸法8つの採寸方法とポイント

ヌード寸法は、裄丈、そで法は、首回り・肩幅・バスト・裄丈・袖丈・着丈・ウエスト・ヒップ・股上・股下・ワタリの8か所を測って、自分にぴったり合うのかサイズを確かめることができます。

 

測る場所も多く、あまり馴染みのない場所もあるので、8つのか所をどのように測るのか、順番に確認していきましょう。

 

1:首回り

首回りは首の周囲の長さのことです。

 

首と言っても測る位置によって変わってしまいますので、実際に服を着た時の首の位置も参考にしましょう。鎖骨に近い位置で、首の周囲を一周測るようにしましょう。

 

 

作業着の首回りがきついと、とにかく苦しく感じてしまうことが多いので、きちんと測るようにしましょう。

 

2:肩幅

左の肩先から、右の肩先までの長さを肩幅と言います。

 

なで肩の人などわかりづらいので、首を前に出した時に首の後ろの中心あたりに頸椎点という飛び出す骨があるので、頸椎点を通るように肩先から肩先までをきちんと測るようにしましょう。

 

3:バスト

胸の周りの長さのことをバストと言います。

 

女性の場合は胸の一番高い位置、いわゆるトップバストと、低い位置のアンダーバストの両方を測るようにしましょう。

 

 

男性の場合は、両脇の付け根のあたりの位置を一周させ、まっすぐ測るようにしましょう。

 

 

男女ともに腕はおろした状態で、リラックスして測るとよいでしょう。

 

4:裄丈と袖丈

裄丈は首の中心の骨から手首までの長さ、袖丈は肩の骨から手首までの長さになります。

 

裄丈を測るときは、首を前に出して出っ張る頸椎点から、肩の出っ張った骨、ひじの出っ張った骨を通ってそのまま手首までの長さを測るようにします。

 

 

袖丈を測るときは、同じく肩の出っ張った骨から肘の外側を通り、そのまま手首までメジャーを伸ばした長さを測るようにしましょう。

 

5:背丈と着丈

背丈は首の後ろの骨から腰の長さのことですが、着丈は服を着たときの服の裾までの長さのことをいいます。

 

背丈は首の後ろの出っ張った骨、頸椎点の部分から背骨を沿うように腰まで測った長さのことをいいます。

 

 

着丈は、服の襟ぐりから同じく背骨を沿うように服の裾まで下がった長さのことで、ミニ丈の服、ロング丈の服でその丈は大きく異なってきます。

 

6:ウエスト

ウエストは一番細い部分の胴の周囲の長さのことをいいます。

 

女性はくびれの位置なのでわかりやすいのですが、男性でわかりにくい場合は、他の人に測ってもらうのもいいでしょう。

 

 

ウエストのサイズは気になるところなので、お腹に力を入れてしまいがちです。正確な数字を測るため、お腹に力を入れずにリラックスした状態で測り、食後を避けた状態で行いましょう。

 

7:ヒップ

ヒップはおしりの一番太い部分の長さのことをいいます。

 

おしりの一番出っ張っている部分にメジャーを当て、斜めにならないように水平に一周測るようにしましょう。

 

 

おしりのどこが一番出っ張っているかは、自分ではわかりにくい面もあるので他の人に測ってもらうのもおすすめです。

 

 

鏡がある場合は横向きになって、一番出っ張っている部分を確かめて当てたうえで、水平かどうか確認しながら測るようにしましょう。

 

8:股上・股下・ワタリ

最後にズボンのサイズで重要な、股上・股下・ワタリの測り方です。

 

股上は椅子に座り、背筋をピンと伸ばした状態でウエストから椅子の面までを計測しましょう。

 

 

股下は、薄い本などを股に挟み、挟んだものの上部から床までをまっすぐに計測します。

 

 

ワタリは、あまり耳慣れない言葉なのですが、太ももの付け根の位置にメジャーを合わせて一周することで簡単に計測することが出来ます。

 

自分に合う作業着の選び方6つのコツ

仕上がり寸法とヌード寸法の違いや、測り方がわかったところで、実際に自分に合う作業着はどのように選べばいいのでしょうか。

 

自分に合う作業着の選び方のコツについて、順番に6つ見ていきます。

 

1:動きやすさを重視

作業着は、実際に作業をする時に着るものなので、何よりも本人が動きやすいかどうかを重視して選ぶ必要があります。

 

スタイルを良く見せるために洋服だと小さめを選んでしまうこともありますが、作業着ではなによりも動きやすさを重視するので、むしろ大きめを選ぶ方が正解です。

 

 

特に上着などは、肩幅や袖がきついと作業がしづらくなりますし、冬には中に着こむこともあります。

 

 

ただ、ウエストなどは緩すぎると落ちてきてしまうので、大きすぎるものは避けるようにしましょう。

 

2:普段着のサイズと同じとは限らない

女性の標準サイズは9号で、小さめだと7号、ちょっと大きめだと11号を選べば大丈夫ではないかと考えがちです。男性であれば普段の洋服のサイズと同じなら大丈夫ではないかと考える方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、作業着はその名の通り、作業をするための衣服であり、素材もしっかりとしたぶ厚めの素材で出来ていることから、普段着と同じサイズを選べば大丈夫とは限りません。

 

 

大丈夫だと思って普段と同じサイズにすると、サイズ直しが必要になってしまっうことがあります。それらを避けるためにも、サイズをしっかり測って、自分に合うかどうか確かめるようにしましょう。

 

3:メーカーで異なるサイズ感

サイズにはある程度規格はあるものの、作業着サイズはメーカーによってサイズ感が異なるので注意が必要です。

 

一般に人を対象としたブランド物は、一般的な洋服と同じように選べるようなサイズ感になっているとは思われますが、口コミなどを参考にするのもよいでしょう。

 

 

会社などで入社前に発注してくれる場合は、身長などを参考にしたり、メールなどでサイズの確認をしてくれることもあるかと思いますが、出来る限り自分のサイズを伝えるとよいでしょう。

 

4:デザインや素材で違う着心地

作業着は、会社で発注する場合にはデザインや素材は会社ごとに異なります。

 

襟や袖の形、ズボンやスカートの開き具合、ジャケットのファスナーのつけ方、そして作業着そのものの素材がどのような素材か、またはそれの組み合わせによって、同じ作業着でも違う着心地になります。

 

 

そのため、今までの感覚でサイズを選んでしまうと、着心地が良くなかったということになってしまうこともあるので、1つ1つ違うものと考えて選ぶ必要があります。

 

5:縮む可能性も考える

作業着は作業時に着るという役割上、やはり頻繁に洗濯をする必要があることが考えられます。

 

その際に、素材によっては縮んでしまう可能性があるので、そういった面からも少し大きめのサイズを選ぶのをおすすめします。

 

 

ポリエステルなどの素材は縮みにくいのですが、綿やウールの素材の物には縮みやすいものがあるので、洗濯の方法にも注意する必要があります。

 

6:実際に着てみるのがベスト

作業着は、デザインや素材、またはメーカーによって着心地やサイズ感も違うということを理解していただけたのではないでしょうか。

 

そのため、購入・発注する前には、出来れば今あるサンプルなどを実際に着てみてサイズ選びすることがベストです。

 

 

その際には上衣はLサイズだけど、下衣はMサイズということも起こってくると思います。着てみることで不安も解消できますし、より自分に合った選択をすることができます。

 

仕事がしやすい自分に合うサイズの作業着を選ぼう

採寸のための表記の違いや、採寸の仕方を確認したうえで、作業着の選び方のコツについても考えてきました。

 

着心地のよい、自分にピッタリのサイズ感の作業着を着ると、快適に作業を進めることができます。

 

 

作業着を選ぶ際には、いろいろなか所を採寸したうえで、作業着のサイズと照らし合わせ、自分にぴったりのものを見つけてみましょう。