作業着に刺繍を施すメリット・デメリット|種類やプリントとの比較も 2021.06.16

作業着に刺繍を施す目的は?

作業着には主に社名や部署名、社員名などを刺繍します。どの会社の作業員か、どの部署かなどが一目で確認できるようになっています。

 

最近は派遣会社から来た作業員と、その現場を管轄している会社の作業員が一緒に作業することも増えているので、見分けやすさが求められています。また社員としての責任感が増す心理的効果も期待できます。

 

 

ホームセンターで購入したシンプルな作業着でも、プリントを施すだけで、会社のオリジナル作業着になります。費用を抑えつつ、社員の意欲が上がる工夫をと考えている会社におすすめです。

 

刺繍の種類

作業服に入れる刺繍は主に2種類あります。会社のロゴワッペンを縫い付ける方法と、文字を刺繍する方法です。ロゴは遠くから見ても分かりやすいのがメリットで、文字は役職によって色や書体を変えられるのがメリットです。

 

直接縫い付ける刺繍にはワンポイントロゴと文字、文字のみと主に2パターンあります。着脱可能なワッペンの場合は、会社のロゴをデザインとして採用することがほとんどです。プリントに比べると、種類が少ないのが特徴です。

 

ワッペン刺繍

作業着刺繍をワッペンにすると、会社の個性を活かした立体的でかっこいいデザインにできます。おしゃれなデザインにすることで社員のモチベーションも上がりますが、文字刺繍に比べて料金が高くなります。

 

会社のロゴだけではなく自治体のロゴや、部署のオリジナルロゴをデザインすることもできます。マジックテープで着脱可能にすることで、洗濯するときに取り外せるのでキレイな状態が長続きします。

 

生地に縫い付ける刺繍

作業着に直接縫い付ける刺繍の場合は、作業着を大量に注文した際にやってもらう場合が多いです。刺繍見本を見ながら、会社の名前、ロゴなどを縫い付けます。店舗への持ち込みで刺繍を施してもらえるところもあるため、あとから作業着に刺繍もできます。

 

刺繍できる書体は明朝書体、行書体、ゴシック書体、丸ゴシック書体、勘亭流書体などです。英数字のみ筆記体もできるので、デザインにこだわる楽しみもあります。

 

プリントとは

作業着に社名を入れるもう一つの方法はプリントです。手軽に安く入れたいという人におすすめですプリントは刺繍よりも細かいロゴや文字が入れられる反面、洗濯ではがれやすいというデメリットがあります。作業着刺繍に比べて劣化が早いので、維持が大変になります。

 

プリントには型がいらないカッティング転写プリント、細かいデザインも再現できるインクジェットプリント、洗濯に強いシルクプリントがあります。

 

作業着に刺繍を施すメリット5選

作業服刺繍にはメリットがあります。ここからは作業服に刺繍をするメリットを紹介していきます。背中や胸元、腕など好きなところに施せる刺繍のメリットを事前に知って、会社にあうものを取り入れましょう。

1:立体感や高級感がある

刺繍はプリントに比べて立体感や高級感が出るため、仕事への意欲を高める心理的な効果が期待できます。工業用の刺繍ミシンで文字だけではなく、記号、ロゴまで縫い付けられます。

 

筆記体や明朝体など、高級感のある書体を刺繍で施すことで、立体感がプラスされて、さらに上質に見えます。作業着は一度購入すると長く使い続けるものですし、会社の社名が変わらない限り、刺繍をし直すこともないので見栄えの良さは大切です。

 

2:洗濯に強い

何度も洗濯しているうちに剥がれて来たり、色あせてきたりするプリントに比べて、刺繍は繰り返し洗濯しても劣化しません。プリントはアイロンで作業着にのり付けしているだけなので、洗剤や水などの作用で取れてきてしまいます。

 

作業着の生地に縫い付けてあるため、簡単には取れないのがメリットです。耐久性に優れているので、小まめに洗濯をしないといけない調理服や食品工場の作業服などに適しています。

 

3:剥がれや色褪せがない

作業中に泥汚れがついたり、色移りしたりしても洗濯すればすぐに取れます。またプリントと違って剥がれたり、色褪せたりする心配がありません。一度刺繍すれば、長期間手入れをすることなく使用することができます。

 

色褪せてしまうともう一度プリントしないといけませんが、同じ個所にプリントすると、さらに耐久性に欠ける仕上がりになってしまいます。刺繍ならこうしたリスクを回避できます。

 

4:オリジナルウェアとして作成ができる

作業着を一からオーダーメイドしなくても、刺繍をすることでオリジナルウェアにできます。安く購入したユニフォームでも、オリジナルユニフォームに仕上げられるためおすすめです。

 

多くの刺繍業者は安全マークの縫い付けにも対応していますが、法的に必要な表記を取り付けられるかの確認をしておく必要があります。

 

5:ワッペンはマジックテープ加工で着脱が可能

刺繍は一度してしまうと取れないのがメリットですが、ワッペンにすれば安全ピンやマジックテープなどで簡単に着脱できます。刺繍の取り方が分からないと不安を感じている場合も、ワッペンなら取り入れやすいです。

 

安全マークのワッペンのように縫い付ける方法もありますが、着脱可能にすると社名が変更した場合に刺繍をほどく必要がないため便利です。

 

作業着に刺繍を施すデメリット4選

作業服に刺繍をする場合は、いくつかのデメリットがあります。業者へユニフォーム刺繍の注文する前にデメリットを確認しておきましょう。ここからは作業服刺繍のデメリットを解説していきます。

1:加工納期がかかる

ユニフォームの刺繍加工には、10日~2週間ほどかかることがあります。まとめて注文する場合やオリジナルロゴの場合は、さらに加工期間が必要になってくるでしょう。

 

ただプリント加工にした場合でも1週間から10日ほどかかりますので、さほど差がありません。刺繍とプリント、共通のデメリットになります。

 

2:パンチ代が別にかかる可能性がある

パンチ代は刺繍のロゴ、デザイン、文字の色、書体などの費用です。複雑なデザインのロゴにしない、凝った書体にしない場合、パンチ代がかからないこともあります。価格を下げたい場合はシンプルなロゴや書体を選ぶのがおすすめです。

 

ただプリントの場合でも型の料金はかかりますので、刺繍と共通のデメリットといえます。プリントをシンプルにしてしまうと安っぽい印象になる可能性がありますが、刺繍ならシンプルでも高級感がでやすいです。

 

3:生地の厚さ・素材によっては不向きの場合がある

生地の厚さや素材によっては刺繍に不向きなユニフォームもあります。厚手の生地の作業着や特殊な加工が表面にされている作業着は細かい文字やロゴは刺繍できないこともあるので、事前に確認してください。

 

綿のような一般的な生地なら、比較的細かい刺繍も施せます。プリントの場合は、生地表面に施すので厚さは関係ありません。プリントの種類もいくつかあるので、素材が特殊でも施せるものがほとんどです。

 

4:繊細な表現が困難

細かすぎる文字やデザインは刺繍できない場合があります。会社のロゴが細かい場合は簡略化したデザインのものを提案したり、長い社名は省略するなどの工夫をしましょう。

 

プリントなら繊細なデザインも、インクジェットプリントやシルクプリントで細かく再現できます。ただ細かいデザインははがれやすいので、耐久性も考慮すると刺繍の方がメリットが多いです。

 

作業着に施す刺繍とプリントとの比較4選

ここからは作業着には、刺繍とプリントどちらが良いかを比較をしていきます。耐久性やコスト、生産性など4つの項目を比較して、刺繍とプリントどちらにするかを選びましょう。

1:耐久性

アイロン付けされているプリントと糸で縫い付けてある刺繍では、刺繍の方が圧倒的に耐久性があります。

 

調理服や食品加工工場など小まめに洗濯するユニフォームは耐久性が重要です。またユニフォーム自体、頻繁に買い替えるものではないので耐久性を考慮しましょう。

 

2:コスト

プリントは印刷に使う型の費用がかかりますが、刺繍は簡単なデザインであれば1枚数百円でできるお店もあります。コストを抑えつつ、社名をユニフォームにつけられるのも、刺繍のメリットです。

 

カッティングシートを切り抜いて作業着にプリントする方法もありますが、ユニフォームが少ない場合しかできない可能性がありますので注意しましょう。

 

3:生産性

刺繍よりもプリントの方が生産性が高いとされています。シルクスクリーン印刷は、連続プリントができるため刺繍よりも短期間で生産することが可能です。

 

現在では技術も進み短期間で刺繍を施す業者も多くありますが、デザインによっては刺繍が困難な場合があるため注意が必要です。

 

4:デザインの自由度

刺繍は細かいロゴやデザイン、文字などを再現しにくいですが、プリントは細かいロゴやデザインもしっかり施せます。特にインクジェットプリンターで転写シールを作って、作業着にプリントする方法だと細かいデザインも忠実に施せます。

 

デザインの自由度は刺繍よりもプリントの方が高いです。会社のロゴや細かいデザインだったり、社名が長かったりする場合は、刺繍よりもプリントを検討しましょう。

 

耐久性の高い刺繍加工でオリジナル作業着を作ろう

作業着への刺繍は費用がかかる、納期が長いなどのデメリットに注目がいってしまい、なかなか発注に踏み切れないという会社が多いです。しかし耐久性や持ち込み対応など、メリットも多くあります。

 

作業ユニフォームに刺繍する際のメリットを知り、デメリットも考慮した上で、作業に支障が出ないよう、はやめに注文しましょう。ネット注文なら比較的、短期間で納品してもらえます。