職業別における作業着の選び方4つ|サイズにおけるチェックポイント 2021.04.01

 

作業着を選ぶうえでの重要な要素3つ

仕事をする上で大きな役割を果たしているのが、体を守ってくれる機能的な作業着です。

 

様々なシチュエーションや環境に合わせて、非常に多様な種類の作業着が販売されています。ブランドも数多くあり、もちろんメンズだけではなくレディースや子供用、幼児用の作業着もあります。

 

 

そんな多様な作業着の中から自分に合ったものを選ぶ上で、重要なこととは一体何でしょうか。

 

 

ここでは作業着の初心者の方にもわかりやすいように、3つの要素に分けて作業着の選び方をご紹介していきます。

 

1:企業にとって重要な要素

企業にとって作業着の選び方で大切な要素となるものは、着用者の安全が確保できるかどうか、そして作業能率がアップするかという点です。

 

なぜ動きやすい作業着を選ぶかというと、従業員の安全を確保しつつ作業能率も上げることができるからです。

 

 

また、会社と作業する現場の雰囲気に合ったものを選ぶことも大切です。それだけではなく現場での見られ方は企業の信頼度にも関わるため、好影響となるかを考慮することも必要でしょう。

 

2:作業者にとって重要な要素

作業者にとって重要な要素となるのが、作業着を快適着ることができるかです。

 

快適さとは具体的に言うと、吸水性、ストレッチ性、通気性に優れたものかどうかです。

 

 

吸水性が高ければ汗を吸ってくれるため不快感が減りますし、ストレッチ性が高いとストレスを感じることなく作業することができます。

 

 

また、車の運転などをする場合には、ストレッチ性が高い方が運転しやすいという利点があります。

 

 

そして通気性が高ければ、汗をかいても涼しさを感じることができ、長時間の作業にも耐えられるでしょう。

 

 

さらに生地の耐久性や防汚性なども考慮して選ぶと、長く使うことができるため経済的です。

 

3:社会的な観点にとって重要な要素

作業着には、作業者がどんな仕事や役割を負っているか一目でわかるという一面もあります。

 

そのため、社会的な観点から作業着の選び方で重要な要素として、役割がはっきりと目に見えるかという点です。

 

 

ピンクやグレーなどの色や、プリントされた柄など着用者の役割が見た目からわかることで、見る人は安心して仕事を任せることができます。ビジネススーツも作業着の1つで、見る人にはしっかりした人であるという印象を与えます。

 

 

男性か女性かという点でも見た目が変わる場合がありますが、着用者が何者であるかを示すのが作業着の大きな役割でもあります。

 

 

そして、デザイン性に富んだ作業着もあり猫柄のかわいらしいものや、ワンピース型のものなどもあるため、個性を出したい際にはこのような作業着を選択することもできます。

 

職業別における作業着の選び方4つ

一口に作業着といっても、作業着を着用する職業は様々です。その職業の種類に合わせて多くの作業着があり、適正に合わせた選び方が大切になってきます。

 

作業場所は屋内か屋外か、危険な場所での作業があるのか、持ち物はたくさんあるのか、汚れやすい環境なのか、それらの点を考慮した選び方をすることで、能率を上げつつ安全に作業することができます。

 

 

それぞれの職業で必要とされる条件を考慮した選び方を考えていきます。

 

1:製造・工場職の場合

まず、シャツに関しては半袖か長袖かという選択肢があります。

 

半袖は腕が露出している分、熱中症対策にはなりますが、その分やや安全性に疑問があります。

 

 

一方で長袖は腕を守ってくれるという長所がありますが、腕が覆われている分だけ熱中症のリスクが上がります。

 

 

そしてパンツではポケットの収納力が大きなポイントになります。必要な工具などがある場合には、その数やサイズを考慮して選びましょう。

 

 

作業中は手を動かすことのできる範囲も限られてくるため、ポケットの位置についても確認が必要です。

 

 

上衣下衣の全体では、生地の強さや静電気が起こりにくいかで、安全に作業ができるかどうかに大きく影響します。

 

2:電気・電気設備工事職の場合

電気・電気設備工事職の場合は、安全に作業ができるかどうかで作業着の選び方が変わります。

 

狭い場所で大きく動くことが多いため、伸縮性に富んでいる動きやすい素材を選びましょう。動きが制限されてしまうと、思わぬ危険な事態に直面する可能性があるためです。

 

 

また、とても大切なのが制電性です。

 

 

これは、衣類に一定以上の静電気をためこまないための規格で、電気を扱う業務では特に気にしなければならない条件です。

 

 

それ以外には、ペンや持ち物が多いことから、使いやすい場所に収納ポケットがあるかどうかも確認しておきましょう。

 

3:溶接・鉄工職の場合

溶接や鉄工職のように高熱の材料を扱う職業の場合、「防炎性」「難燃」「耐熱」などを取り入れた作業着を選ぶ必要があります。

 

防炎とは、火に接した場合でも燃え広がりにくい性質のことで、難燃は燃焼しにくい性質のことです。また、耐熱は溶けにくい性質のことをいいます。

 

 

この3点の備えたものを選ぶことで、安全に作業するこができるでしょう。

 

 

ただし夏場などの気温が高いときなどは、暑さ対策がされた作業着を選ぶ必要があります。

 

4:建設・建築職の場合

建設現場は雪や雨などの悪天候といったハードな環境であることが多いため、動きやすく耐久性に優れたものを選ぶと良いでしょう。

 

また、夏場などの汗ばむ季節の時には通気性の良いものを選ぶことで、肉体的な負担を軽減することができます。

 

 

それ以外にも建築のお仕事は作業着が汚れやすいこともあるため、防汚性も備わったものを選ぶようにしましょう。

 

作業着の種類とは?

作業着を着用する環境は様々です。酷暑や極寒の中で作業することも少なくはありません。作業着の選び方では、そういった環境を考慮することも大切です。

 

特に季節に合わせて作業着の生地には大きな違いがあるため、そちらを説明していきます。

 

夏物素材の選び方3つ

作業をする環境では安全を重視すると生地が厚くなりがちですが、作業中の熱中症対策も考えなければなりません。作業に合った素材を選択し、作業能率と安全を確保できる素材を選ぶことが大切です。

1:メッシュ素材になっているもの

夏場など暑い季節の時は汗を頻繁にかいてしまいます。特に脇や背中などに汗を多くかくのではないでしょうか。そういったときにメッシュ素材のものを選ぶことにより、熱が作業着に篭ることなく排出され、快適に過ごすことができます。

 

また、汗をかいた作業着もメッシュ素材であれば、速乾力もあるためべたつきを抑えれることができるでしょう。

 

2:接触冷感素材を使用しているもの

接触冷感素材とは、触れるとひんやりと感じる素材のことです。

 

特殊な材質で作られている生地で、様々な製法のものがあるため性能にも差があり、価格にもバラつきがあります。

 

 

生地の見た目にはわからないので、デザイン性にも影響がないのが特徴です。

 

3:消臭テープが備わったもの

汗をかきやすい脇などの部分に消臭テープを付属している作業服もあります。汗のにおいを消してくれることで快適な作業ができる他、抗菌作用のあるものもあります。直接暑さを防いでくれる機能ではありませんが、作業能率には好影響な機能です。

冬物素材の選び方

寒い時期に屋外での作業をする際にはどうしても寒さを感じてしまうため、防寒機能が備わった作業着を選ぶことが大切です。

 

特に冬物であれば長袖長ズボンを切るのが一般的ではありますが、それ以外にも寒さを緩和できる機能があると作業がしやすくなります。

 

 

では、どういった素材が良いのかご紹介します。

 

ストレッチ素材のもの

作業着にも防寒機能を備えたものが多くありますが、もこもことして動きにくいものでは作業に支障が出てしまいます。

 

そこで注目したいのがストレッチ素材です。ストレッチ素材は、伸縮することで動きやすさを確保しており、ストレスなく安全に作業ができます。

 

 

試着の際には肩の上げ下げや肘などがしっかり動くことをチェックしましょう。

 

作業着のサイズにおけるチェックポイント3つ

作業着を選ぶ際にはサイズチェックも大切です。大きすぎるものを選んでしまうと、作業の邪魔になってしまい能率が下がる可能性があります。

 

小さすぎる場合には、関節の動きが制御されてしまいこちらも能率への影響が出てしまいます。ぽっちゃりの方は特に注意して選びましょう。

 

 

自分の体に合ったものをしっかりと選んでいきましょう。

 

1:寸法の違いを理解する

作業着の寸法には、「仕上がり寸法」と「ヌード寸法」という2種類があります。作業着の寸法には、「仕上がり寸法」と「ヌード寸法」という2種類があります。

 

仕上がり寸法というのは、製品の実寸、つまり製品の布自体にメジャーを当てて測った場合のサイズのことです。

 

 

ヌード寸法とは、作業着を着る人の身体のサイズのことです。

 

 

自身の身体を測ってから仕上がり寸法で表示されている作業着を購入する場合には、サイズのズレが生じるため、きつめになってしまいます。少し大きめのサイズのものを選ぶようにしましょう。

 

2:実際に自分でサイズを測ってみる

サイズを測る場所ですが、上衣では5箇所、下衣では3箇所を測らなければなりません。

 

上衣で測る場所は肩幅・胸囲・袖丈・着丈・裄丈です。裄丈とは襟の付け根から袖の先までの部分の長さのことです。

 

 

下衣で測るのは腰囲・股下・股上です。股下はつま先やかかとまでではなく裾までを測りましょう。

 

 

これらは身体の前後ではなく、全面で測るようにしましょう。

 

 

測る際には、ボタンやファスナーを閉じてから測るようにしてください。

 

3:冬物は夏物より一回り大きめのものを選ぶ

冬物は防寒加工がされているものが多く、生地も分厚く作られています。

 

そのため、夏物よりも実際に着用した際に窮屈に感じることがあるため、冬物では一回り大きめのものを選ぶようにしましょう。

 

 

小さいものを選んでしまうと、作業のしやすさにも影響が出ます。とはいえ袖がロングな場合も作業がしにくくなってしまうので、適正な長さのものを選びましょう。

 

作業着の選び方を理解しよう!

作業着の選び方について詳しく説明をしてきました。作業着は普通の服とは違い、独特の選び方があります。

 

作業着は多様化しており、自分の用途に合ったものを選ぶことが大切であるとおわかりいただけたでしょう。

 

 

作業着を選ぶ際には、環境や職業、そしてどのような場面で使うのかということを考え、自分に合ったサイズを見極めて選ぶようにしましょう。